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韓流トップスター、ソン・スンホンがデビュー18年目にして、大胆に彼のイメージを覆す激しいベッドシーンに挑んだ『情愛中毒』を鑑賞。本作は、韓国で19禁にも関わらず、週末動員数No.1の大ヒットを記録した超話題作。不倫関係やエロティックな描写だけでなく、1人の女性に対する男性の純真な姿も見どころとなっています。今回は、そんなスキャンダラスな本作を女子がどんな風に観たのか聞いてみました!
※一部、ネタバレする箇所があります。
マイソン:今回のソン・スンホンの役柄と演技はどうでしたか?もともとのイメージと比べていかがですか?
Aさん:ソン・スンホンは、『冬のソナタ』とかが流行った時代の四天王に付随して登場した印象ですね。韓国のあの時代の俳優ってみんなクリーンな王子様っていうイメージだったので、今回のような役柄は濡れ場も多くてビックリしました。
Bさん:私は『エデンの東』とか『秋の童話』は観ていて、結構綺麗な俳優っていうイメージでしたが、こういう役もできるんだなって思いました。今後も俳優としてやっていこうっていう決意を勝手に感じています。
シャミ:私も綺麗なイメージの方が強かったのですが、38歳ってことでこれからの俳優人生のことを考えると、役の幅を広げていくことが大事なのかなって思いました。体もちゃんと鍛えて素敵だったので、特に言うことはありません(笑)。女性の方も綺麗でしたし2人とも良かったです。
Cさん:韓国の男性俳優って、脱ぐシーンがあると細部にまできちんと筋肉が出るように体を作っているのが偉いですよね。
マイソン:それなりにキャリアのある人が、あそこまでちゃん脱いでしっかり体を見せるっていうのは、日本ではあまりないことですよね。2人の恋愛についてはどうでしたか?
シャミ:男の人は結構最初の方から攻めていて、女の人も引いているようで甘いことを言って相手を完全に拒絶することはしないので、その駆け引きが上手いなって思いました。ガフン(イム・ジヨン)は、私なら絶対に言えないような甘い言葉をいっぱいかけていて、ああいうタイプの子はモテるなって思いました(笑)。
マイソン:小悪魔的な感じですよね。来るな来るなと言っておいて「あなたのあの姿が素敵だった」とか言ったり、来たら来たで“おあずけ”みたいな(笑)。あの駆け引きは、男性からすると確かに中毒性がありますよね。
Cさん:私は彼女のあの駆け引きは計算だなって思いました。お母さんとのやり取りとか結構キツかったじゃないですか。だからすごく二面性のある人みたいだし、天然じゃなくて計算なのかなって。
シャミ:え〜!私も彼と同じで彼女に騙されました(笑)。
マイソン:実のお母さんと男性のシーンを観ていたら、私はもしかしたら血筋もあるのかもって思いましたよ。
マイソン:禁断の恋やダブル不倫などのテーマもありましたが、共感したりわかるなって思ったところはありますか?
Bさん:前半にジンピョン(ソン・スンホン)がガフンと2人で会いたいがために、邪魔な人にいなくなって欲しいと自分の権力を使う気持ちはわかるなって思いました。あとはガフンと踊るためにダンスを部下に教えてもらったり、そういう純粋に相手を想う気持ちは微笑ましかったです。
Cさん:私は、(共感するとしたら)官舎に住む奥様方ですね。旦那さんが昇給すると自分たちの地位も上がるから旦那に一生懸命に協力していて、大変だけど頑張れって思いました。そういう時代性やお国柄って日本にもあるところにはあるし、なんかわかるなって思いました。
Dさん:2人がどうしてあんなに惹かれたのかがよく理解できず、共感も難しかったです。でも奥様方の大変さには私も共感しました。韓国って親に力があればその子どもにも力があるし、会社の若い子が急に偉くなって、すごく年上の人に「君!」って話しかけたりすることもある文化なので、奥さんたちは大変そうだなって。
マイソン:主人公のジンピョンの奥さんは、旦那の出世のためにいろいろやっていて、愛情というよりも出世欲で一緒にいるようにも思えましたよね。
Aさん:食卓から見えるカレンダーに、あんなに大きく丸を付けておくなんてって思いました。あれじゃあ旦那も帰ってきたくなくなりますよね。
マイソン:なんかそういうところで夫婦関係の説明を済ませているのかなって。私はジンピョンの奥さんは良い奥さんだと思ったんですよ。理解があるし、旦那の出世のためにいろいろ頑張っていて、奥様方の集まりでも上手くやっていたし。でも旦那さんからすると、あのやり手感とか、良い奥さんっぽさがあったから、逆にガフンに行ってしまったのかとも思えますね。
Cさん:このジンピョン夫婦は、お互いに特定の人に愛情を持ったことがなく、親に決められた結婚だったから、可もなく不可もなくの夫婦になったのかなって。ジンピョンとガフンが惹かれ合ったのは、たぶんお互いに満たされないものを求め合ったからというのと、ジンピョンがもともと心を病んでいて薬を飲んでいたからガフンに対しては依存なのかなと思いました。
Bさん:私はジンピョンのお酒の量がだんだん増えていたのが狂っていった証拠だと思いました。ところどころジンピョンの奥さんやガフンの旦那さんの良くないところも見えましたが、あまりそういうところをストレートに表現した場面はありませんでしたね。でも音楽が静かななかで濡れ場が激しかったり、お酒の量が増えていく様子から、主人公が狂っていく様子を想像させているのかなって思えておもしろかったです。
宣伝さん:実はこの映画の原題は『人間中毒』っていうんですよ。日本語と韓国語のニュアンスが違うのかも知れませんが、人にのめり込むということを描いているっていうことですよね。
一同:お〜、生々しい!
マイソン:タイトルに“中毒”って付いているので、やっぱり純粋な恋愛物語というよりも、ちょっと狂っている人たちの話として見せているのかも知れませんね。
Dさん:皆さんのお話を聞いていたら、もう一回観てみようって思いました。「あそこがそういうことか」と納得しながら観たら、もっと共感ポイントを探せるかも知れませんね。
マイソン:では、禁断の恋には憧れますか?こういう映画を観ているときってハラハラ感を楽しめますか?
Dさん:私は、禁断の恋は面倒くさそうだからあまり興味はありません。でも、たまにこういう映画があると、自分に想像が付かないことだからこそ、どうなのかなって興味が湧きます。
シャミ:自分が禁断の恋をするのかって考えると、非現実的な感じがしてしまいますね。実際に私はあの2人のようにはできないけど、映画だからこそもっと「いけ!いけ!」って思うし楽しめますね。
Cさん:私は車のなかでのシーンとか、誰かが見ているんじゃないか、バレないのか、そういうドキドキ感はありました。
マイソン:では、どんな人に本作をオススメしますか?
Bさん:女の子だけでお酒を飲みながら、あれこれ言いながら観るのが一番楽しいと思います。でも敢えて何人か男性を入れて観るのも良いと思います。男女で絶対に意見が違いますし、男性に「今あの女の人のテクに引っかかったよね?」とか、言いながら観たいです(笑)。
マイソン:確かに男性の意見は聞きたいですね。エッチなシーンがあるから、気まずいとかはありませんか?
Bさん:男性がそういうシーンで、もじもじしたらちょっと気まずいなって思いますね(笑)。でもカップルでも楽しめると思います。相手の恋愛観もわかるし、男性を選定するのにすごく良いと思います。
Aさん:女子ばっかり集めて、そのなかに韓国のことがわかる人がいたら良いなって思います。韓国の当時のことやお国柄のことはちょっとわからないところもあったので、そういうのがわかる人がいると、その都度「これはどういうこと?」って聞きながら観られるのでおもしろいと思います。
マイソン:誕生日になぜワカメスープ?って思いましたからね。ああいうのも韓国ならではの風習ですよね。
Dさん:あれは、韓国のドラマとかにもよく出てくるのですが、ワカメスープが産後に良いってことで、産後のお母さんが1ヶ月くらい毎日ワカメスープを食べるらしいんです。それでお誕生日はお母さんが苦労して産んでくれたことを忘れないためにワカメスープを食べるみたいですよ。
一同:なるほど〜!!
Aさん:そうそう、そういうことを知りたいんですよね。
マイソン:そういう文化的なところもわかって観たら、彼が彼女を好きになっていく過程もよりわかりますよね。
ほかにも主人公2人の恋愛についてさまざまな意見が飛び交い、衝撃的な物語の結末についてもトークが盛り上がりました。皆さんの意見を聞いていると新たな発見も多く、改めて本作をいろいろな角度から楽しめることが実感できました。
ダブル不倫、激しいベッドシーンなどスキャンダラスな香りのする本作ですが、単なる出来心の浮気というよりもより深いところに原因がある人間ドラマです。もちろんソン・スンホンの潔い脱ぎっぷりも見どころの一つです。ぜひ観てみてください。
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監督:キム・デウ
出演:ソン・スンホン/イム・ジヨン/チョ・ヨジョン/オン・ジュワン
発売元:クロックワークス
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1969年、ベトナム戦争が終盤に差し掛かった頃、軍の教育隊長キム・ジンピョンは、上官の娘と結婚し、軍人としてエリートの道を進んでいた。そんなある日、軍官舎に引っ越してきた部下の妻チョン・ガフンに出会ったジンピョンは、彼女の謎めいた雰囲気に一目で激しく惹かれてしまう。ガフンもそんなジンピョンの一途な想いに心を動かされ、激しい恋心に理性を忘れた2人は一線を超えてしまう。
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2015.4.4 event