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トーキョー女子映画部第7回の部活では『親愛なるきみへ』にちなんで映画鑑賞後にラブレターをテーマに語りました。当日は、本作の配給するプレシディオさんの男性社員3名にラブレターを書いて頂き、参加部員みんなで品定め。その結果はイベント報告ページに掲載しています。こちらでは当日行ったアンケート結果をご報告します。
2011年9月23日より全国公開
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:チャニング・テイタム/アマンダ・サイフリッド(セイフライド)/ヘンリー・トーマス/スコット・ポーター/リチャード・ジェンキンス
配給:プレシディオ
公式サイト 映画批評&デート向き画判定
特殊部隊に配属されている米軍兵士ジョン・タイリーは、赴任地のドイツから2週間の休暇をとって父親が住むサウスカロライナに帰省する。ジョンは同じく帰省中だった美しい女子大生サヴァナ・カーティスと海辺で偶然知り合い、2人はすぐに恋に落ちる。情熱的な愛は順調に深まっていったが、瞬く間に2週間は過ぎ、ジョンが赴任地に戻る時がやってくる。機密事項のため赴任地もいえないジョンと大学に戻り学生として生活するサヴァナ。遠く隔たった距離を埋めるように約束通り手紙を絶え間なく交換する2人。離れていながら揺るぎない愛をお互いに感じていたが、あまりに長い月日のなかで、ある日、ジョンの元にサヴァナからの別れの手紙が届く…。
©2010 DEAR JOHN, LLC. All rights reserved.
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ではまず映画の感想から報告します。
アンケート回収数 14名分
年齢分布
20歳〜25歳 3 26歳〜30歳 4 31歳〜35歳 3 36歳〜40歳 4 41歳以上 0
満足 7 まあまあ 5 やや不満 1 不満 0 無回答 1
■ジョンがお父さんへ手紙を読むシーンに感動。7
■サヴァナとジョンの再会シーン。
■手紙をお互い読んでいる様子。
■コイン集めの動機について、父の言葉にじーんときました。
■父と息子のつながりを感じました。
■二人で月を見ているシーン。二人でラブラブなシーン。
■ジョンがひたすら手紙を待つシーン。
■一番最初、ジョンが海へダイブするシーン。とにかくかっこよかった。
■切ない遠距離恋愛。
■ジョンが父とのことを回想するシーン。
ジョン・タイリー(チャニング・テイタム) 11
<理由>
■不器用な感じがすごく良かった。
■サヴァナとすれ違う感じと、そのときの感情に共感できました。
■一番厳しい状況にいるから共感しやすかったのかな。
■自分の感情に素直。葛藤も理解できた。
■お父さんとの関係で苦悩しているところ。
■イケメンで身体が超良いです。
■誠実そのもの!ピュアな愛を貫き通す男らしさ。
■一途なところがすごい(そうなりたいという意味も込めて)。
■お父さんのこと、サヴァナのこと、いろいろな思いがあって大変そうだったのが共感できました。
■行きたくなくても兵役に行かなくてはいけない社会の厳しさ。
サヴァナ・リン・カーティス(アマンダ・サイフリッド) 2
<理由>
■好きな人を待っている心細さ。辛い気持ちに共感しました。
■女の子の気持ちが良く表現されていた。
ヘンリー・トーマス(ティム・ウェッドン) 0
ミスター・タイリー(リチャード・ジェンキンス)1
女子なのでサヴァナ視点で観る方が多いのかと思いきや、ほとんどの方がジョン目線で観賞されたようですね。物語がジョンを軸に展開し、彼の苦悩が一番深く描かれているからかも知れません。キャラクターにも共感が持てます。by マイソン
遠距離恋愛 5
タイリー父子のやりとり 8
サヴァナの環境や立場 1
その他 1(愛を成就させるのは本人同士だけでなく時代や政治などにも寄ること)
恋愛映画でありつつ、並行して描かれる父子の物語がとても心を打ちます。このあたりの伏線が実に見事に描かれていて、最後に「そうだったのか〜」とさらに感動を呼びます。皆さんのアンケート結果に表れているように恋愛映画として観ても、人間ドラマとしても楽しめる作品ですよ。by マイソン
ジョンをひたすら待つ 9
自分の気持ちよりも必要としてくれる人に連れ添う 1
全く新しい環境で今までのしがらみがない相手を見つける 1
その他 1(Q4のその他と同様)
無回答 2
現実的に考える意見が多いのかなと思いつつ、一途なジョンに共感する方が多いせいか、彼の想いに応えたいという気持ちが出るのか「ジョンをひたすら待つ」という意見が多数。実際にはこの状況で待つのは辛いとわかっていても、最後はやっぱり愛する人と一緒になりたいと考えるのは当然ですね。by マイソン
すごく共感した 1
まあまあ共感した 7
<理由>
■恋愛映画として楽しめました。
■含みのラストシーンがとても印象に残るとともに想像を掻き立てられました。
■現実通りだと辛いのでこれくらいの終わり方が良いと思いました。
■最後のシーンは…でした。
■今後の二人を観たかった。
そんなに丸く収まる気がしないのでしっくりこない 5
<理由>
■理由もわからなければジョンのようにショックだし怒ると思う。「自分だって大変だった」というサヴァナは言葉が足りなかったと思う。
■すべてがうまくいきすぎな気がする。
■サヴァナはずるいと思う。
■登場人物の全員にちゃんとスポットを当てていないところが…。
共感できない 2
<理由>
■サヴァナがしたたかなので。ジョンは許せるんだ…と。
■サヴァナが一度下した決断は結局誰も幸せにしなかったのでは?
座談会では、サヴァナの選択やジョンへの態度に厳しい意見もありました。同じ女性だからこそ、わかる部分と、そうして欲しくなかったという思いも出るんでしょうね。by マイソン
■一度別れた彼からの手紙で彼の本当の優しさが伝わった。
■全く眼中にない人からラブレターをもらって、キモいと思って困った覚えがあります。
■メキシコに留学した彼と。メールのない頃だったから死ぬほど待ってた。
■特になし。でもこの映画を観て文通って素敵だなと思いました。
■大事な要件のときに手紙をくれたのが嬉しかった(告白するときの呼び出し)。
■長々と女々しいラブレターをアルバイトの先輩からもらって困った。
■アルバイト先でお客さんから突然ラブレターをもらいビックリしましたが嬉しかったです。
■口下手で何も言ってくれない彼が誕生日や記念日には必ず手紙をくれる。
■留学中に届く手紙が嬉しかった。言葉が無くてもプレゼントが入っているだけで嬉しかった。
もらったら嬉しい 11
好きでもない人からもらうと困る 6
好きな人でもラブレターはもらうと困る 0
自分が書くのは恥ずかしい 0
本気のときはあげるのももらうのもラブレターは有効 5
好きな相手でも文通は面倒 0
メールが一番 0
その他 0
「もらったら嬉しい」という意見が多数あるものの、その相手が好きな人かどうかでやはり評価はだいぶ変わるようですね。言葉数や、文章が上手かどうかでなく、気持ちが伝わってくるかどうかが一番重要なんですね。by マイソン
本作のジョンとサヴァナを見ていて、待たせる側、待つ側に見えて、実はどっちとも待っている状態なんだと思いました。どんなに気持ちが盛り上がって、これ以上の人はいないと思っても、タイミングって本当にあるなと思います。機が熟すまでお互いがお互いの道を歩む勇気が持てるのか、たいていの人はそのときにダメだったら見切りをつけるけれど、別の道を歩んだとしても縁があればいつかまた結ばれる…どこかでそう信じて、今できる一歩を踏み出すかどうか、そんなことを考えさせられた一作でした。あと、やっぱり本作で素晴らしいのは父と息子の話です。随所に散りばめられた伏線が最後に見事に感動に繋がります。ぜひ、恋人、家族…愛する人と観て欲しい映画です。
トーキョー女子映画部第7回部活「女子限定鑑賞会&座談会」の様子 →掲載ページはこちら
2011.8.20 event