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『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』
2014年2月4日リリース
(レンタル同時)
2014年1月18日実施
TSトーキョー社内にて
鑑賞会&座談会
今回はリン・チーリン主演の中国映画『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』を鑑賞!本作は武田鉄矢と浅野温子が主演で1991年に放送されたドラマ『101回目のプロポーズ』のリバイバル作品で、劇中には武田鉄矢が特別出演しています。今回ドラマを観ていた方と、観ていない方の両方に鑑賞してもらい、意見を交わして頂きました!
※イニシャルに☆印がある方が、日本のオリジナルのドラマを観たことがある方です。
【観たことがある方5名、観たことがない方3名】
※一部、ネタバレする箇所があります。
マイソン:ではまずオリジナルドラマ版を観たことがある方から感想をお願いします。
OK☆さん:ストーリーを知っていても新たな映画として観ることができて不覚にも泣いてしまいました(笑)。ドラマのときは武田鉄矢が浅野温子にグイグイ攻めていく感じがしましたが、映画のホアン・ダーは謙虚な性格で、途中かわいそうになってしまったところもあったくらいでしたね。
MT☆さん:ドラマのときは達郎(武田鉄矢)の弟(江口洋介)と薫(浅野温子)の妹(田中律子)が2人の恋愛を応援していたんですが、今回の映画ではその設定とは違い応援してくれる友だちがいて、これはこれで楽しめました。
AM☆さん:私はこのドラマが大好きで結構ストーリーも覚えていましたが、時代も設定もちょっと違うので比較するというよりはこの映画はこの映画として楽しみました。特に好きだなと思ったのは、リン・チーリンが演じたイエ・シュンの名前に“薫”(ドラマ版で浅野温子が演じた役名)の漢字が入っていたことで、映画の作り手たちのオリジナルへの愛情を感じました。
マイソン:日本のドラマを尊重してくれているっていうところがすごく良かったですよね!ではドラマを観ていなかった方はどうでしたか?
NJさん:私はリアルタイムでドラマを観ていませんが、有名な「僕は死にません」のシーンは知っていました。観る前に「なんで今更リバイバルをやるんだろう?」と思っていましたが、実際に映画を観たらちゃんとその意味もわかったような気がします。ほかにもこの映画はおしゃれに見せる小技がたくさん使われていて、2人をフレームで分けて対比させている冒頭のシーンとか場面の切り替わり方とかもすごく気に入りました。
GTさん:私はリン・チーリンがすごくきれいで見とれてしまいました。当時ドラマを観ていませんでしたが、武田鉄矢の金八(『3年B組金八先生』のキャラクター)っぽい説教じみたシーンもあっておもしろかったです。しかも特典映像に入っているリン・チーリンのインタビューを観たらスカーフのシーンは武田鉄矢のアイデアだということで(笑)、「やっぱりな〜」と思って納得しちゃいました。
一同:あははははは!
マイソン:じゃあ金八ファンでもこの映画を楽しめそうですね(笑)!
マイソン:本作の恋愛ストーリーには共感できましたか?女子目線だとどういうところがおもしろかったですか?
NJさん:三角関係の設定もあって、もし自分がイエ・シュンの立場だったらどうするだろうって考えて観ました。最初はホアン・ダーがいかにも友だち止まりのタイプだなって思ったんですが、観ているとなぜかかっこ良く見えてきて、最終的にビジュアルまでかっこ良く見えました!
一同:えー!ビジュアルまで(笑)!?
NJさん:本当にイイ女の横にいるとイイ男になってくるっていう効果なのかなって思いました(笑)。
NMさん:私もホアン・ダーって結構良い人だなって思いましたよ。お金も地位もないと言いつつも職場の部下から信頼されていて、歌も上手いし魅力が満載な人物だったと思います。
SY☆さん:私はこの映画のなかで「結婚したら専業主婦になって君がやっていることは趣味程度で良いよ」ってセリフがあったと思うんですが、私も同じことを男性に言われたことがあります。ドラマが放送されていた20年前なら「仕事を辞めて専業主婦になって」って言ってもらえたら「素敵!」って思ったのかも知れませんが、今の時代だと嬉しいとは思えないんですよね。イケメンの元彼も始めはすごく好印象だったのですが、私もだんだんホアン・ダーが良いなって思いました。
AM☆さん:私はイエ・シュンに感情移入して観て、2人の男性のうち朝起きたときにどっちの顔が横にあったら良いかなっていうところまで考えました(笑)。見た目だったらイケメン男性の方が良いんですけど、ホアン・ダーは性格も良いし不細工でも顔は慣れてくるのかなって思いましたね。
マイソン:きっと慣れてきますよ!そうやっていろいろ想像しながら観るのも楽しいですね(笑)。
マイソン:ドラマ版を観ていた方に聞きたいのですが、オリジナルのドラマを観た上で本作を観て良かったなと思う点はどこですか?
AM☆さん:武田鉄矢が出てくるシーンはドラマを観ていた人の方がより心に響くところがあるのかも知れません。でもストーリーとしてはドラマを観ていなくても十分理解できるし、別物なのでこれはこれで楽しめると思います。
SY☆さん:武田鉄矢の登場シーンは短いのに、特別出演レベルではない存在感があって、ドラマを観ていた人と観ていない人とを繋げる重要な役割をしていた気がします。
OK☆さん:ドラマからは約20年も経っていて、今の若い人たちが20年前のドラマに感情的に共感するのは無理だと思うのであんまり比較する必要はないと思います。
マイソン:ではこの映画をどういう風にオススメしたいと思いますか?
AM☆さん:私は当時「昨日ドラマ観た?」って話していた友だちに薦めたいですね。あとは(武田)鉄矢節が好きな男子にも「観たら良いよ」ってオススメしたいと思います。
マイソン:男子が観るのもアリですよね。イエ・シュンのツンデレぶりとかも好きそうですね!
OK☆さん:私の主人は中国人なので主人に観せてみたいなって思います。でもきっときれいなリン・チーリンばかりずっと観ていそうな気がしますが(笑)。
NMさん:中国の人と一緒に観て感想とか言い合ったらすごく楽しいだろうし、日中関係の友好化にも繋がりそうですよね。あとは草食系男子に観て欲しいですね〜(笑)。20年前は、女性に積極的になったらなっただけ努力が認められる時代でしたが、ストーカーの概念が出てきた今ではただ攻めるということができなくなってしまったと思うんです。でもホアン・ダーのように謙虚さもありつつ攻めていくと、イエ・シュンのような手の届かなそうな人でもちゃんと心は通じるんだってことを草食男子に伝えたいですね。
TK☆さん:私はいろいろな世代の組み合わせで観ても良いんじゃないかと思います。10代の子たちに「お金と地位だけで相手を選ぶんじゃないよ」と教えるのも良いし、リン・チーリンがわりと清純派なのでおじい様ウケも良いんじゃないでしょうか。それにおもしろいシーンも結構あったので、あのトレンディドラマをリバイバルしたと言うよりも全く違うラブコメディとしてオススメしたいです。
NJさん:私は同年代の友だちにオススメしたいのですが「この映画はあのドラマのリバイバルだよ」って言っても「ふーん」程度で終わってしまうので、「みんなが知っているリン・チーリンが出ているラブコメだよ」って言って薦めたいですね。
マイソン:一見ラブコメという感じはしませんが、内容としてはシュールで笑えるところも多かったですよね。確かにラブストーリーというよりラブコメですね!
というわけで、今回も充実した内容の座談会となりました!笑いあり、涙あり、懐かしさありで、皆さんそれぞれの視点で楽しんでいたようです。特に武田鉄矢の登場シーンでは、「待ってました!」というムードになっていました(笑)。
本作はオリジナルから20年経った今だからこそ改めて観て感じるものもありますし、やっぱり恋愛って素敵だなと思える作品です。きっと中国映画のイメージを変えてくれますよ。オリジナルを知っていても知らなくても楽しめるので、ぜひ観てみてください!
2014年2月4日Blu-ray&DVDリリース(レンタル同時)
監督:レスト・チェン
出演:リン・チーリン/ホアン・ダー/チン・ハイルー/カオ・イーシャン/武田鉄矢(特別出演)
原作:フジテレビ「101回目のプロポーズ」(脚本:野島伸司)
ポニーキャニオン
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
内装業を営むホアン・ダーは、99回目のお見合いに失敗。そんな時、美しいチェリストのイエ・シュンと偶然が重なり、2人は急速に距離を縮めていく。だが、イエ・シュンは結婚式の当日に交通事故でフィアンセが行方不明になってしまったという悲しい過去を抱えていて…。
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2014.1.18 event