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『ラヴレース』R-18
2014年3月1日全国公開
2014年2月15日実施
都内某所にて
鑑賞会&座談会
公式サイト 予告編 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
アマンダ・セイフライド インタビュー
※一部、ネタバレする箇所があります。
マイソン:では感想をお願いします。
Aさん:リンダ・ラヴレースのドキュメンタリーに近くて見応えがありました。アマンダ・セイフライドが『マンマ・ミーア』や『レ・ミゼラブル』のイメージでは妖精っぽいなと思っていたんですが、今回は演技もかなりしっかりしていてこの人すごいなって思いました。
Bさん:観る前はポルノスターのリンダがスターダムにのし上がっていく様子を描いているのかと思っていました。でも実はポルノ業界では17日間しか働いていなくて、本当に一瞬の出来事だったということに驚きました。
マイソン:あれが17日間だけのことだったと思うと本当にびっくりですよね。今回観る前にこの作品に興味を持った点はどこですか?
Cさん:私はジェームズ・フランコがちょっと出ているって聞いて惹かれました。あとはチラシのポスタービジュアルを見てストーリーもおもしろそうだなと思いました。
Bさん:私はアマンダ・セイフライドが好きでこの作品に興味を持ちました。どちらかというと清純派でかわいいイメージなのに、今回は金髪じゃなくダークカラーだったのもイメージが変わってやっぱり魅力的でしたね。『クロエ』でも裸を披露していて、今回も体当たりな感じで結構実力派だなと思いました。
マイソン:途中いきなりアフロみたいな髪型にしていましたよね。でもあの髪型も似合っていてかわいいからすごいですよね。
Dさん:私もポスタービジュアルを見て、(アマンダが)いつもと違うって思いました。今回はちょっと妖艶な雰囲気だったので、どんなお話なんだろうって興味を持ちました。あとは雑誌でアマンダのインタビューを読んで、「この役をやってみてどうでしたか?」という質問に対して「彼女はポルノスターだったけどすごく寛大な人物で、勉強になりました」と話していて、物語の内容も気になりました。
マイソン:タイトルの『ラヴレース』が人の名前ってわかりましたか?
一同:思わなかったです。
Aさん:タイトルだけを見たときは恋愛の駆け引きのラブコメなのかなって想像していました。
マイソン:このタイトルがお話の内容を表しているのかなって思いましたよね。
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マイソン:一番共感したところはどこですか?
Dさん:お父さんがお母さんの手をとるシーンが印象的で、リンダ自身もかわいそうな状況だったのですが、娘を思うお母さんの気持ちもわかる気がして切なかったです。
マイソン:お母さんが厳しくしたのにもちゃんと理由があったんでしょうね。お母さん自身が苦労したから娘の幸せを思って厳しくしたのかなどいろいろ想像できましたね。
Eさん:私はリンダがチャックに入れ込んでいくところに共感しました。
一同:えー!
Bさん:お金に困っているからとはいえ、結局稼ぐのはリンダなんだって思っちゃいましたよ!?
Eさん:さすがに私自身がチャックほどのダメ男に入れ込むことはないと思いますが(笑)、「困っているから助けてあげなくちゃ」と男性のために頑張るリンダの気持ちはわかるなって思ったんです。
マイソン:男性がどういう人かは別として、男の人に尽くしてあげたいという気持ちには確かに共感できますね。実際にリンダのように男性に尽くす女性って結構いそうですね。
Aさん:チャック役を演じたピーター・サースガードって『17歳の肖像』でも似たような役をやっていましたよね。リンダは純粋な子だったからチャックにどんどん引き込まれてしまって、本当チャックがダメな男だなって思いました。
Cさん:母親があんなに厳しかったり、田舎でそんなに楽しいことがない環境であれば、紳士で優しそうな男性が現れたらついて行っちゃうのかも知れませんね。
マイソン:家が厳しかったのはリンダがチャックについて行った大きな理由かも知れませんね。自分に子どもができたら厳しくしすぎちゃいけないのかなとか思っちゃいますよね〜。
一同:うんうん。
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マイソン:今回印象的なキャストが多かったですが、皆さんは誰が気になりましたか?
Dさん:やっぱりアマンダはすごく良くて、この70年代風の衣装が全部すごく似合っていてかわいかったです。それにポルノ女優のときと日常のギャップが服装から見えたのも良かったです。
宣伝さん:劇中の服装はリンダさん本人の当時の衣装から着想を得ているようですよ。白いドレスとか水玉のワンピースも今風に再現されているんです。白いドレスは透けていてセクシーで特に印象的ですよね〜。
一同:すごくきれいだった!
Aさん:私は映画のプロデューサー役の俳優に見覚えがあるんですが…。
マイソン:『セックス・アンド・ザ・シティ』のビッグ役のクリス・ノースですよね!
Aさん:そうです、そうです!結果的にクリス・ノースが演じた役がいたからこそみたいな展開もあって重要な役割だったと思いました。
Bさん:私はエンドロールを観ていたときにシャロン・ストーンがお母さん役だと知って、かなり衝撃的でした。あとは親友のパッツィ役の子がすごく気になりました。美人じゃないけどどこか印象に残る子だと思いました。
マイソン:シャロン・ストーンはずっと華やかな役が多くて、今回はだいぶ老け顔で出ていてびっくりでしたよね。
Bさん:全然気づきませんでした。普通顔のしわとか隠したいはずなのに、結構おばさんっぽいネグリジェとか着ていましたよね(笑)。
マイソン:そうそう。でも厳しいなかにも何か心に秘めている感じの母親役がすごく良かったですね。
Cさん:私もシャロン・ストーンが母親役ってわからなくてびっくりしました。あとはピーター・サースガードの役が本当にムカつくなって思いました。
マイソン:本当にそういう人みたいに見えちゃいますよね。ピーター・サースガードってこういう役がすごく似合いますよね。特別かっこ良いわけでもないのですが、好奇心をそそる雰囲気があるんですよね。
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マイソン:では本作を誰と一緒に観たいですか?
Dさん:やっぱり女の子が良いんですが、何でも話せる男女のグループで観るのもアリかなって思いますね。以前に家で『レ・ミゼラブル』をみんなで観たのですが、男の子たちもアマンダをかわいいって言っていたので、この映画も男女で観て楽しめると思います。
Aさん:私も女の子同士かなって思います。リンダの服がかわいいし、チャックのクズ男っぷりをみんなで文句を言い合いたいです。でも敢えて男の人と観て、「『ディープ・スロート』観てみたい?」って聞いてみたいです。ちなみにこの映画は当時、どうしてそんなにヒットしたんですか?
宣伝さん:70年代前半はこういったドラマのあるポルノは女性も観に行きやすかったみたいです。当時はケネディ元大統領夫人とか、フランシス・フォード・コッポラやミック・ジャガーなどの著名人も観に行ったようで、さらに話題を呼んだようです。あとは70年代当時は「みんなでポルノを観よう」みたいな風潮もあったみたいですよ。
一同:へぇ〜!
マイソン:ではこの映画をオススメするときにどういう映画だと言って薦めますか?
Eさん:観ていて気持ちが良い映画だったので、女性が元気になれる映画だよってオススメしたいです。
Dさん:私は女性の成長ものとして観て欲しいです。リンダが21歳のときからお話が始まるので、21歳から30代の人たちは特にリンダに共感できておもしろいのかなと思います。ポップでシリアスだよってオススメしたいです。
Cさん:やっぱり女性に観て欲しいのですが、あとは悪い男に騙されちゃいけないよっていう注意喚起の意味でも観て欲しいです(笑)。
Bさん:昨日ちょうど映画好きの男の子と話していて、「アマンダがポルノ女優やって脱ぐらしいよ」って言ったら「俺も観に行かなきゃ」って言っていたんです(笑)。でも今日観たら下ネタっぽいところだけじゃなくて、良いところもたくさんある映画だったので、「想像とは違うよ」ってことだけは言っておきたいと思います。
Aさん:女友だちには「アマンダの胸の形がきれいだよ」とか女子だから話せるネタで盛り上がりたいですね。男の人に薦めるとしたらポルノスターの話って言うと、いやらしい感じになってしまうのでリンダ・ラヴレースの実話で伝記ものだよって誘ったら普通に楽しめるんじゃないでしょうか。
マイソン:なるほど〜。じゃあ男の人にもオススメできるってことですね。『ディープ・スロート』のことを知っていたり歴史的な背景を知っている男性の意見も聞いてみたいですね。
というわけで、今回もたくさんの意見が飛び交う楽しい座談会となりました。今回は宣伝さんから当時のリンダ・ラヴレース本人のドレス姿の写真を見せて頂いたり、リンダ・ラヴレースの本の内容についても聞かせて頂き、皆さんその事実にかなり驚いていた様子でした。ポルノ女優の映画と聞くと先入観が強くなりがちですが、本作はリンダ・ラヴレースという人物の裏側に迫るドラマチックな物語となっています。アマンダの魅力も満載で女子必見の一作です。ぜひご覧ください!
2014年3月1日全国公開
監督:ロバート・エプスタイン/ジェフリー・フリードマン
出演:アマンダ・セイフライド/ピーター・サースガード/シャロン・ストーン/ジェームズ・フランコ/クロエ・セヴィニー
配給:日活
公式サイト 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
アマンダ・セイフライド インタビュー
1970年、フロリダの小さな町。厳格なカトリック教徒の両親と暮らしていた21才のリンダ・ボアマンは、ある夜、地元のバーを経営しているチャックと出会う。厳格な両親にうんざりしていたリンダは優しいチャックに惹かれ、彼とすぐに結婚し家を出る。チャックは、無垢なリンダが性について無知なのをいいことにいろいろなことを教え、借金苦に陥った彼は妻をポルノ映画に出演させようと考える。
© 2012 LOVELACE PRODUCTIONS, INC.
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