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『破裏拳ポリマー』
2017年5月13日より全国公開
2017年4月14日部活実施 TSトーキョー社内にて鑑賞会&座談会
公式サイト 作品詳細 映画批評&デート向き映画判定
スーパーヒーローアニメ&ドラマ全盛の1970年代にテレビ放送されて人気を博したアニメ『破裏拳ポリマー』が、タツノコプロ55周年を記念した実写映画として2017年に帰ってきます!重化合物質ポリマーの強化スーツに身を包み、我流の拳法“破裏拳流”を武器に闘う肉体派ヒーローの鎧武士に扮するのは、甘いマスクとさわやかなキャラクターで人気の溝端淳平。その相棒で優しくてちょっぴり気弱な新米刑事の来間譲一を演じるのは、これまた女子に大人気の山田裕貴。フレッシュなキャストと本格アクションが見どころの本作ですが、トーキョー女子映画部では女子の視点でさらなる魅力を掘り下げるべく、上映会&座談会を開催!敢えてオリジナルアニメを観たことのない世代の部員に集まっていただき、素直な感想を語ってもらいました。果たして、破裏拳ポリマーは女子達のハートもノックダウンできたのでしょうか!?
マイソン:今回の部活では、原作アニメのリアルタイム世代ではない女子の皆さんに集まっていただきましたが、観る前はこの作品のどんなポイントに興味を持ちましたか?
Aさん:タツノコプロの55周年記念作品というところに惹かれました。原作アニメは知らなかったけど、“タイムボカン”シリーズとか“科学忍者隊ガッチャマン”シリーズとかが子どもの頃から大好きでした。
Bさん:私は、溝端淳平くんと山田裕貴くんの共演を観たくて。溝端くんはデビュー当時こそさわやかな学生役のイメージだったけど、ドラマでは狂気じみた役も演じていて、俳優としての幅の広さを感じていたし、山田くんも数年前に恋愛ドラマに出ているのを観てから気になっていたんです。
Cさん:私も溝端くんが主演ということに魅力を感じました。戦隊ものは好きですけど、痛々しいシーンが苦手なので、普段はあまりアクション映画を観ないんです。でも、この作品は残酷なシーンがなくてすごく観やすかったです。
Dさん:私も、溝端くんが今までと全然違う役柄を演じるというので興味を持ちました。おちゃらけたシーンもあるけど、根底には親子愛や友情があって、思わずホロっとするシーンもあったりして楽しめました。
Aさん:配役の意外性も良かったな。私のなかで、溝端くんは後輩役や新米役を演じているイメージがあったし、山田くんは戦隊ものにも出ていたので、どちらかというと溝端くんが来間刑事で、山田くんが鎧武士のイメージだったんです。なので、2人の演技にはすごく新鮮な印象を受けました。
Eさん:戦隊ものと聞いて、子ども向けなのかな?と思いましたが、ちゃんと大人も楽しめる作品でしたよね。印象的だったのは、時代感や世界観がすごく独特だったこと。あんなにすごいポリマースーツを開発できるくらいだから近未来なのかと思えば、来間刑事のケータイは2つ折りだし、長谷川初範さん演じる刑事部長の家にいたっては黒電話(笑)!いかにも“男やもめ”の部屋って感じで、あそこだけ異様に昭和感が漂っていて(笑)。時代設定をわざとぼかしているのかなって思いました。マイソン:キャスティングに注目された方も多いようですが、キャラクターについてはどうですか?鎧と来間なら、皆さんはどちらがタイプか、挙手で聞いてみましょうか。
■鎧武士…5人
■来間譲一…1人
マイソン:あらっ、意外にも来間派は1人だけですね!来間派のAさんは彼のどういったところに魅力を感じましたか。
Aさん:最初は、刑事のくせに強くないのはどうなの?と思いましたが、来間は優しくて、最後までダントツに良い人でしたよね。
全員:うんうん!
Eさん:来間はたしかに良い人だけど、私の好みは鎧だなぁ。
Fさん:鎧って最初はアウトローな感じで出てくるんだけど、実は子どもに優しいとか。そういう王道ヒーロー的な感じが大好きですね。来間は、やっぱりちょっと弱っちいかな(笑)。
Cさん:来間は優しすぎですよね。敵はあきらかに悪いヤツなんだから、遠慮せずに成敗しちゃえばいいのに。ちょっと甘い!って思っちゃいました(笑)。
Dさん:私はわかりやすいヒーローものが好きだから、鎧のキャラクターはすごく好き。ちょいちょい冴えないところもあるけど(笑)、そこがまた良いんですよね。あとは、肉体改造的なことも含めて溝端くん自身のがんばっている感が滲み出ていて、役づくりの背景を感じさせるところも魅力的でした。アウトロー的なところも含めて、強くて守ってくれる鎧はタイプです。
Bさん:私は、鎧のツッコミどころ満載なところも好きだな(笑)。GジャンにGパンを合わせちゃうファッションセンスとか、おもしろ過ぎる(笑)!クサい決めゼリフにも思わず吹いちゃいそうになりました。
全員:たしかに〜!(爆笑)
マイソン:かっこいいけど、思わずツッコミを入れたくなるようなかわいらしさや楽しさもありますよね(笑)。
マイソン:鎧と来間のバディぶりはいかがでしたか?
Fさん:もともとバディ・ムービーが好きなので本作も観たいと思ったのですが、前半の来間は余りにもナヨっちくて(笑)。まだバディと呼べる感じじゃないなと思ったんですけど、そんな彼がだんだん成長していく姿が良かったです。
Cさん:私は、鎧と来間みたいな男の友情って憧れちゃうな。対照的な性格だけど、だんだんと信頼が芽生えてきて。その関係性がステキですよね。
Aさん:この作品で描かれているのは、あくまで2人の関係の始まりの部分だし、何回か一緒に事件を解決していく展開があれば、きっと良いバディになっていくと思うな。
続きを読む>>>>> 1 2:女子が認める“肉体派”の基準とは?
『破裏拳ポリマー』
2017年5月13日より全国公開
監督:坂本浩一
出演:溝端淳平/山田裕貴/原幹恵/柳ゆり菜/神保悟志/長谷川初範
配給:KADOKAWA
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
警視庁と防衛省は、過激化する組織犯罪に対抗すべく極秘裏に提携し、特殊装甲スーツ“ポリマースーツ”を開発したが、軍隊をも倒せるスーツの絶大な力を危険視した当時の警視総監は、開発の中止を命令。だが、数年後封印されたはずのスーツを悪用した凶悪犯罪が頻発し…。1974年にテレビ放送されたシリーズが、タツノコプロ55周年記念作品として蘇る。
©2017「破裏拳ポリマー」製作委員会
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2017.4.14 event