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マイソン:この部活に応募する前から、4KウルトラHDやドルビーアトモスをご存知だったという方は?
■4KウルトラHDを知ってた… 17名中5名
■ドルビーアトモスを知っていた…17名中6名
マイソン:4KウルトラHDを知っているという方は、どのように知りましたか?
Fさん:家電量販店でそういう名称を見掛けた気がします。でも、実際にどういう規格なのかはよくわからないです。
全員:うんうん。
オンキヨーさん:映像というのは、解像度…つまり、小さなつぶつぶが集まって出来ているものだとイメージしてみてください。4KウルトラHDの映像は、従来の高画質メディアに比べて、そのつぶつぶがとても細かいのです。これが、4KウルトラHDの特長の一つ“高解像度”です。もう一つの特長は“輝度”。明るさを表現できる幅が広いので、明るいところは明るく、暗いところは暗くという表現を同時にできます。なので、肉眼で見るような、限りなく撮影時の状況に近い映像を再現できます。つまり、製作者の意図をより忠実に表現できるんです。
全員:なるほど〜!
マイソン:これから映画館や家で映画を観るときに、ドルビーアトモスで観たいと思いましたか?
Iさん:先日の第89回アカデミー賞で、映画『メッセージ』が音響編集賞を受賞したというニュースを見て、音響という言葉を初めて意識しました。これまで映像がすごいとかキレイとかっていうのは意識したことがありましたが、音響も意識して映画を観たら、さらに作品を楽しめそうです!
Kさん:家でも良い音響を気軽に楽しめたら良いな。
Jさん:ドルビーアトモスのことは今まで知らなかったけど、上映前のデモを聞いてびっくりしてしまって。ミュージカル映画はもちろん、今後は“ワイルド・スピード”シリーズみたいな派手なアクションものとか、ネイチャー系のドキュメンタリー作品などは、ドルビーアトモスで観たくなりました。
Fさん:最近良いヘッドホンを買って、音楽を聞くのが楽しくなったんですが、洋画の場合だと、字幕も、俳優さんも観なきゃいけないし、音まで気にするようになったら、情報量が多過ぎるかなーって思っちゃいます(笑)。
マイソン:ドルビーアトモスでは、音の位置情報をよりリアルに再現できるので、音の聞こえ方や立体感は現実に近くなるんです。なので、むしろ音を気にせずに作品に没入できると思いますよ。以前の部活で『ミニオンズ』を観賞したときは、小さなミニオン達が足元のほうで動き回っているように音が聞こえてきたり、『ゼロ・グラビティ』を観たときには無音状態の場面の表現にリアリティを感じたんです。大きな音の迫力はもちろんですが、遠近感などの音の表現や繊細な音の再現性にも、ぜひ注目していただきたいです!
全員:うんうん!
※内容の一部にネタバレを含みます。
マイソン:私の周囲では、結末が賛否両論あるのですが、皆さんは共感できましたか?
Bさん:現実的に考えれば共感はできます。夢を追う者同士、駆け出しの頃は一緒に夢を語れても、いつかは価値観も変わってきて分岐的ができちゃうので、そこで運命が分かれそう。
Hさん:現実的な結末で共感しました。ご都合主義のハッピーエンドより、胸に響きました。
Iさん:この映画は、若い2人の“人生の通過点の一つ”を描いた作品だと思います。自分にもこんな時があったな…って思いながら観ていたし、誰もが共感できる部分をもっていると思います。
Fさん:夢や芸事に邁進する人達は、その影で苦しい選択を迫られているのかなって思いました。この映画の終盤にミアとセブの“もう一つの人生”が描かれた理由は、「夢を叶えられなかった人の人生も、夢を叶えた人の人生も同様に美しい」というチャゼル監督のメッセージだと聞いたことがあります。
Jさん:私は…ミアが振り返って微笑んで、セブが微笑み返したシーンを観て、これが2人の選んだ答えなんだと納得しましたよ。共感したというよりも、映画として良い結末だったと思います。
Lさん:映画くらいは多少不自然でもハッピーに終わってほしいって思ったけど、皆さんの意見を聞いていたら、心が揺らいできました(笑)。共感できるところもあるし、捉え方によってはハッピーエンドと言えるのかも知れないですね。
マイソン:ミアとセブにとって、この出会いが運命的な出来事であったことは間違いないですよね。では、本作をどんな人にオススメしたいですか?
Mさん:年齢は問わず、ダンスが好きな人やジャズが好きな人にオススメです。ロマンスなので男性よりも女性かな。
Nさん:何かしらの夢を追っていて、現状に迷っている人に観てほしいです。ダンスシーンは真似したくなるので、親しい人達となら遠慮なくリズムを取りながら観ることができそう。
Oさん:名作ミュージカル映画のオマージュやジャズのスタンダードなナンバーなどが散りばめられているから、年配の方にも楽しんでもらえると思うな。それに、おじいちゃんとおばあちゃんがこの映画を一緒に観るのってステキ!
Gさん:敢えてオススメしたいのは異性かな。女性は共感しあえるけど 男性は全然違った目線をもっていると思うので、感想を聞きたいです。この映画を観た知り合いの男性が、“もしもの人生”を回想するシーンで「そうそう!バーでセブがミアにぶつかったところからやりなおすべきなんだよね!」って言っていたんですけど、「そこか?」って思いました(笑)。そういう意味で楽しいと思います。
全員:あはははは(笑)。
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座談会では多くの方が音と映像の良さを実感してくださいましたが、なかには「家のテレビとどのくらい違いがあるのか、比較してみないと差がよくわからない」という意見や「どれだけの設備を揃えれば、良い音や映像を楽しめるの?」といった疑問も飛び出しました。そこで、座談会後は家庭用のテレビと数万円から購入できる2.1chオーディオスピーカーシステムのあるシアタールームに移動して、テレビのスピーカーの音と2.1chの音を交互に聞き比べてもらいました。
すると、その音の差に全員がびっくり!最後にオンキヨーさんから「数万円で購入できる設備でも、かなり高音質で作品を楽しむことができます。音響設備が音を良くするのではなくて、“元々の素材が持っているクオリティーをどこまで引き出せるか”の違いなんです。テレビやパソコンに内蔵されているスピーカーでは、素材を存分に引き出すだけの能力はないのです。大きなシアタールームで高額な機材を揃えるとまではいかなくても、手軽に使えるスピーカーなどを使うことで、少しでも映画の作り手達がこだわったクオリティーに近いカタチで作品を楽しんでみてください!」とメッセージが贈られると、参加者全員が深く頷いていました。
『ラ・ラ・ランド』を4KウルトラHDとドルビーアトモスで鑑賞した今回の部活では、“素晴らしい作品をより素晴らしく楽しむ”ことや“作り手の意図するものを最大限に受け取る”という新しい映画体感をして頂けたようです。これをきっかけに「作り手のクオリティーにより近い環境で観たい」という価値観を持って頂ければ、劇場で観逃した作品を自宅で観る際にも、映画の楽しみ方がグレードアップしそうですね!
※今回会場となった“オンキヨーマリンシアター”の1〜2階には、“Gibson Brands Showroom TOKYO”があります。ここは、オンキヨー、ギブソン社、ティアック、パイオニア、フィリップスの5社がコラボレーションした、プレミアムな音と音楽が体験できるショールームとなっています。ちなみに1Fではホームシアター仕様のドルビーアトモスも体験可能です。→詳しくはこちらをチェック!
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『ラ・ラ・ランド』
2017年8月2日4KウルトラHDブルーレイ、ブルーレイ、DVD発売/TSUTAYA先行レンタル開始/デジタル配信開始
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン/ジョン・レジェンド/J・K・シモンズ
発売元:ギャガ 販売元:ポニーキャニオン
公式サイト&ご購入はこちら 映画批評&デート向き映画判定
夢を追う人々が集まるロサンゼルス。女優を目指すミアは、映画スタジオのカフェで働きながらオーディションを受ける日々を過ごしていた。そんなある日、場末のバーでピアノを弾くセバスチャンと出逢い、2人は惹かれ合う。セバスチャンにも夢があり、お互いに励まし合いながら、少しずつ夢の実現に近づいていくが、逆に心はすれ違い…。
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DVD:3,800円/Blu-rayスタンダード:4,700円/Blu-rayコレクターズ(2枚組):5,800円/
Blu-rayコレクターズ【初回限定スチールブック仕様】(2枚組):6,700円/4K ULTRA HD(3枚組):7,800円
(※すべて税抜き)
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Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.
2017.7.22 event