“見える”という概念をこういう描写で表現するセンスが素晴らしいです!盲目の少女には“見えた”エンジェルが、目が見えるようになると“見えなくなってしまう”。そんなジレンマをラブストーリーに落とし込んでいる点でとてもドラマチック。姿が見えないキャラクターを観客にどう見せるのかという点についても、とても上手に撮っていて、授乳のシーンや、ベッドシーンには驚かされました。ある意味、とても生々しいシーンになっていますが、姿が見えずとも美しく見せているのが見事です。正直なところ、好奇な目で観てしまう部分が多かったですが、美しい描写そのものが、“見えない”ということのコントラストに感じて、何から何まで感心しました。映画好き必見の作品です。 |
設定自体はファンタジーですが、テーマは普遍的なもので、どんなカップルが観ても考えさせられるところはあると思います。いやらしくは見えませんが、多少エロチックなシーンもあるので、初デートだと気まずくなる可能性がなきにしもあらずですが、とてもロマンチックな作品なので、何度か映画を一緒に観たことがあるカップルならトライしてみてください。 |
ストーリーはわかりやすく作られているので、小学校高学年以上なら充分に理解できると思いますが、PG-12ですので、12歳未満の人は大人と一緒に観てください。本当の意味で“心が通じ合う”って、こういうことなのかなと思える作品なので、良い刺激を得られると思います。多少ヌードシーンがあるので、ティーンは親子で観ると恥ずかしいと思いますが、友達と観るか、1人で観に行くと良いでしょう。 |