2014年11月1日より全国公開
ポニーキャニオン、松竹
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回を重ねる度にメンバーが豪華になっていく本シリーズですが、今作ではメル・ギブソン、ハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプス、ケラン・ラッツなどが参戦。そしてなんと今回からエクスペンダブルズに女子メンバーが入るのですが、世界柔道で銅メダルを獲得し、UFC(総合格闘技)女子バンダム級では4度の防衛を誇る現役王者ロンダ・ラウジーがルナ役として映画初出演を果たしています。やっぱりこの映画では女子とは言え、ホンモノのアクションができないと違和感が出てしまうので、ナイス人選ですよね!彼女のことは知りませんでしたが、「絶対にこの人、ホンモノの格闘家だろうな」とアクションを観ただけでわかったので、経歴を知って納得です。新メンバーはそれぞれに印象的なキャラクターを演じていますが、中でも笑えたのがアントニオ・バンデラス。二枚目でセクシーな役が多かった彼ですが、今作ではおしゃべりで皆から鬱陶しがられるおじさんを見事に演じています。 前作がよりコミカルだっただけに今回も笑いの部分も期待していたのですが、今回はアクションにより気合いが入っていた印象です。クライマックスのバイクのシーンが一番お気に入りですが、本当にいろいろと考えるものですね。今回もアクションのバリエーションにぜひご注目ください!そして毎度仲間の大切さは描かれていますが、今回のもう一つのテーマは温故知新。ベテランたちの戦いぶりもすごいですが、若手戦士たちの“今どき戦闘法”も観ると、「たしかに最近のアクション映画だとこっちタイプが多いよなあ」と気付かされたり、アクション映画そのものの歴史の変動を象徴しているようなストーリー展開も見どころです。 |
アクションにとことんこだわったマッチョ映画なので、好みは分かれると思いますが、逆にラブストーリーの要素がない分、義理で行くようなデートや、友達以上恋人未満、付き合いたてのカップルも観やすいでしょう。テーマやストーリーもわかりやすく、気分的に後を引くタイプの映画でもないので、鑑賞後はさらっと次のメニューへという流れもとりやすいです。ただ、アクションがかなり激しく、戦闘シーンでは多くの血が飛び散るので、そういうシーンが苦手な人は誘わない方が良いでしょう。 |
チームワーク、仲間の大切さを描いた作品なので、内容的にはキッズやティーンにもオススメですが、アクションがかなり激しく、血もいっぱい出るので、キッズにはちょっとハードかも知れません。フィクションだと完全に理解して楽しめる年齢になったら楽しんでください。ティーンはエクスペンダブルズのメンバーたちの友情や絆、ベテランと若手戦士たちのそれぞれの良さなど、気楽に楽しみつつも、大事なテーマが描かれている部分に注目してください。 |
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2014.10.14 TEXT by Myson