2018年9月14日より全国公開/R-15+
スターサンズ
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吉田恵輔監督の『ヒメアノ〜ル』がとても強烈だったので、今回もそんなノリだろうなと期待しましたが、これはこれで強烈でした。毒々しい要素がありつつ、ユーモアがあって、とにかくエネルギッシュで、人間臭い。キャラクター皆が必死で生きていて、すごくカッコ悪いように見えて、どこかカッコ良いんですよね。卑猥なワードが連発されるし、エロ要素も多いですが、振り切っちゃってる分、いやらしく見えず、どちらかというと動物的で本能的に見えるので、その辺りも良い意味での人間臭さの描写に繋がっているのだと思います。主人公の岩男は、その名前と境遇がすごくマッチしていて、サイテーな男であり、サイコーな男(笑)。すごくバランスの難しい役に思いますが、安田顕の演技が見事です。ラストも強烈なので、観終わった後の充実感が気持ち良いです。 |
これはいろんな意味でデート向きではありません(笑)。ベテランカップルならアリですが、初デートや交際ホヤホヤの場合は、気まずくなりそうなシーンがあるので、要注意です。ストーリーとしては語り甲斐があるので、仲の良い友達と観るか、1人でじっくり観るのをオススメします。 |
R-15なので、15歳未満の人は観られません。とはいえ、年齢制限がオーケーな高校生が観てもそれなりに刺激は強いと思います。お金と引き替えに若くして嫁になった外国人女性が、日本の田舎にやってきて、奮闘するストーリーで、観ていて辛くなるシーンもありますが、現実を受け入れて力強く生きる姿は素敵です。ただ、友達同士や親子で観ると、気まずくなるシーンがあるので、観るならば、映画を一緒に観慣れている、仲の良い友達と一緒に観ると良いでしょう。 |
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2018.9.4 TEXT by Myson