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2012年9月8日より全国公開
ショウゲート
公式サイト 予告編
 シベリアの収容所から脱出するだけでも結構ヘビーなのに、そのあとモンゴル、ゴビ砂漠、チベット、ヒマラヤ、インドと途方もない旅が続き、観ている方も疲労感を体感できます。これが実話だとは、人間の力ってすごいですね。主人公の原動力は、拷問に耐えかねて偽りの供述をさせられた妻を許して（精神的に）自由にさせてあげたいという思いなのですがステキ過ぎますね。こんなに男らしく、大きな器の人には誰でも惚れちゃいますね（笑）。自分が極限の状態にいるのに、投獄のきっかけになった妻を恨まずに妻の辛さを逆に心配し、彼女のために命をかけて脱出するとは本当に立派です。でも、ここで旅をしているのは一人ではなく、いろいろなキャラクターがいます。それぞれに生い立ちや過去を背負っていて、思想も違う。彼らの人生の選択のなかには理解できない価値観もありますが、人間が生きるということは、息をしているだけではないんだということがよくわかります。人間の生命力と、人間の思いの力を実感できる映画です。 |
 徒歩で6500㎞の旅というだけでもすごいのに、通り抜ける道のりはどこも極限の世界です。どのシーンも大変な疲労感が伝わってきます。なので、いっぱい遊びまくって疲れている日の夜の締めくくりには向いていません。最後には爽快感、幸福感はありますが、この旅そのものは壮絶なものとはいえ、シーンとしては派手な映画ではないので、気楽に観るタイプの映画でもありません。今日は映画を観ようと決めて集中できる日に観た方が良いでしょう。 |
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©2010Siberian Productions,LLC
2012.9.7 TEXT by Myson
