本気の恋愛は面倒だと思っている男子と、付き合うならちゃんとしたい女子の感情をリアルに描いた本作。というより、男女問わず、こういうどちらかのスタンスにいる男女が出会えばこうなるよねと思えるストーリーで、こういうのってタイミングの問題もあるけど、やっぱり相性の問題というか、ビビッとくる相手に出会えるかどうかって話だなとしみじみと感じました。これまで真剣な交際をする気がなくても、ビビッとくる相手に出会ったら考えを変えずにいられなくなる可能性もなきにしもあらずで、彼らは今までの価値観から抜け出すのかどうかというのが本作のテーマ。悪い男にひっかからないために観て欲しいと言いたいところですが、A子に悪い男だとしても、B子にとっては運命の人だったりするわけで、そんなところも本作で客観視して欲しいと思います。ザック・エフロン、マイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダンが演じる男子仲良し3人組もそれぞれタイプが違っていて、参考パターンとしてわかりやすいですよ。あとは、ザック・エフロン、マイケル・B・ジョーダンのマッチョ・ボディも見どころです(笑)。 |
既にちゃんとお互いにステディな関係と認識しているカップルや、付き合いの長いカップルは良いですが、友達以上恋人未満の関係で本作をデートで観ると、自分たちの関係性にバリバリ近い状況かも知れないので、少々気まずくなることもあるのではと思います。「このタイミングでこの言葉を言っちゃいけないな」など、相手との距離の取り方とタイミングなど、恋愛テクも探れる作品です。最近は男の価値観に近い女子も多いので、男女逆にしたパターンもありそうなだけに、男女どちらが観ても恋愛の参考になる内容ですが、1人で観るか同性の友達と観るのが良いでしょう。 |
PG-12なので12歳未満のキッズは大人と観ることをオススメします…というか、肉体関係の話題がキーにもなってくるので、わざわざキッズが今観る内容ではないし、大人と観るのもきまずいので大人になってから観ましょう。高校生以上なら、こういう恋愛も近々経験するかも知れないので、客観的に観ておくと良いかも知れません。思春期の皆さんは好奇心や性欲の勢いに任せて一線を越えてしまうかも知れませんが、それが真剣交際のスタートになるかどうかは相手によってわからないという現実は知っておきましょう。 |