2015年10月17日より全国公開
ピクチャーズデプト
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本作は、世界で一番美味しいステーキを探すために、全世界20カ国、200を超えるステーキハウスをめぐって旅したステーキ・ドキュメンタリー映画ということなのですが、とはいえ資料によると、単純にランキングを発表する映画として作られたわけではないようです。という説明をもとに観て頂くと、紹介の順番がランキングどおりになっていない理由がわかるのですが、私は基本映画を観る前に資料はなるべく見ないようにしているため、実際にあのお肉を食べにあの店に行きたいという感覚で観てしまい、「順番に並べて!」という思いで観てしまいました(笑)。 ま、それは理由がわかったから良しとして、お肉について発見がいろいろありました。“良い肉”の判断基準って、おそらく誰しも自分なりに持っていると思いますが、牛の育て方やエサの種類まで語られてたり、それがブランド肉として認定されるか否かの基準になっていたりもするので、こういうとこまで知ると、もっともっとグルメになっていくんだろうなと思いました。だからといって、正直これからそこまで調べてから食べるかとなるとそうでもないですが、神戸牛、松阪牛と聞いてほいほいと騙されはしまいという気合いは持てました(笑)。それにしても、政治、スポーツだけにとどまらず、お肉の世界にも国同士のプライドのぶつかりあいが見えたり、お肉の話だけにとどまらない背景もおもしろかったです。 実際に映画に出てきたお店でお肉を食べたいという思いで観る方はメモを片手に観た方が良いですよ。 |
お肉についてのドキュメンタリーと聞くと、ジューシーなお肉を焼くところから出演者が食べるところまでが映り、いろいろなお肉が紹介されるグルメ番組を想像されるかも知れませんが、ちょっと違ったイメージです。牛の姿はじっくり映しているし、お肉を扱うおじさんやおばさんがひたすらしゃべっているシーンも多めなので、その辺はわかった上で観るならば良いでしょう。もちろん、この映画を観た後は肉系を食べたくなるところですが、お財布具合も気にしてデートプランを立てましょう。 |
美味しそうなシーンはありますが、キッズが観るドキュメンタリーとしては正直ちょっと退屈かも知れません。同時に何歳以上ならという感覚も無いですが、社会見学に行くようなノリで観るなら、小学生でも参考にすれば良いでしょう。料理をすることや、食自体に興味のある人は、食材となる牛がどうやって育てられるのか、どんなエサが与えられているのかなど勉強になりますよ。 |
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2015.10.13 TEXT by Myson