2011年3月26日より全国公開
ギャガ
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![]() ストーリーは意外にシンプルで、映画化されるボクサー像はだいたいが貧しい地域に育ち、粗悪な環境に囲まれている…というのが定番なので、苦境のなか栄光をつかむという展開は正直感動とまではいきませんでした。私って冷めてますね(汗)。 ただこの映画の焦点はおそらく家族愛というところにあり、そこには考えさせられる部分がありました。つねに家族と共にいながらボクシングを続けてきた主人公ミッキーが初めて“自分のために”家族と距離を置こうとするくだりや、逆に「本当にミッキーのためになること」を初めてしようとする家族たちの姿を描いたシーンは印象的で、本当の愛か押しつけの愛か、客観視できました。よくあるサクセスストーリーでは、身勝手な家族とは縁を切り、自分で道を切り開くという展開になりそうだけれど、本作ではそれぞれのキャラクターが「本当の家族愛」にようやく気づいていくというのが良かったです。 あとは全然関係ないですが、ミッキーにはたくさんの姉がいるのですが、この姉を途中まで近所のおばちゃんだと思って観てました(笑)。「なんで近所のおばちゃんが家族の話し合いにいつも立ち会ってんだ?地域性?」なんて思ってましたが、違ってたんですね。でもとにかくあれだけ兄弟姉妹がいたら、大変だなと思いつつ、楽しそうだなとも思いました。 というわけで、最後に女子的な目線で楽しめる点は、マークの肉体美(笑)と、エイミーが演じている役の立場で「小姑がこんなにいたら…」とシミュレーションできる点ですね。いやいやちゃんと感動も味わってくださいね。 |
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2011.2.27 TEXT by Myson