2014年9月20日より全国公開
松竹
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![]() 主君直弼を守れなかった金吾は切腹してはいけないと言われ、13年間仇討ちのために生かされることになりますが、自分の命よりも武士としてのプライドを重んじる当時の価値観からすると、切腹できない辛さは計り知れないでんしょうね。さらに仇討ちしなければこの呪縛から解放されないので、人を殺したくなくても殺さなくてはいけないという苦悩がずっと続きます。そして、そんな夫の運命に付きそうと決意した妻も同じように辛い年月を過ごします。現代に生きる私たちから考えると想像できませんが、観ているだけでも本当に辛いものがありました。ただ本作はそんな武士道の辛い部分も描きつつ、日本人ならば誇りに思える部分も描いていて、こういう精神は引き継がれなければいけないなと実感しました。男性を支える女性のひたむきさも見習うべきものがあります。若い方向けの作品のイメージはないですが、ぜひ老若問わず多くの女子にも観て欲しい1作です。 |
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©2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会
2014.9.10 TEXT by Myson