本作では古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、コロッセオで闘うグラディエーターたちのテルマエを作るよう命じられ、再び現代日本にタイムスリップします。日本の相撲を観てヒントを得たり、次に子ども用のテルマエを作るように命じられると複合施設にあるスパに影響を受けたり、今作も日本の素晴らしさを客観視できるストーリーに共感しました。今の日本人にとっては当たり前になっていることを客観視することで、いかに自分たちが恵まれた環境にいるのかを実感できて、そのことを有難く思います。
そして、前作に比べてなんとなく今作の方がルシウスを演じる阿部寛の裸の露出シーンが多いように思いましたが、ちゃんとローマ彫刻のような身体に鍛えられていてお見事でした。それにしても、前作でも思いましたが、顔の濃い日本人俳優がローマ人を演じていることに違和感がないのが一番笑えます。もう完全にしっくりきちゃってるんですよね。今作ではグラディエーター役で曙や琴欧洲が出ていますが、コロッセオのシーンは少し洋画っぽい雰囲気もありスケールアップしています。たかが風呂されど風呂ということで、よく風呂の話でここまで広げたもんだと感心しますが、ぜひ海外でも広く配給して欲しいと思う大好きな邦画の一つです。
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デートで観て楽しい作品です。気まずくなるようなエッチなシーンもないし、誰でもわかるお風呂の話で、老若男女どんなカップルにもオススメです。ただ、阿部寛の肉体美がすごいので、実はマッチョが好きだけど妥協しているという人は、彼氏や旦那と比較しないように。逆に鍛えればまだ見込みがある彼氏や旦那の場合は敢えて連れていって刺激を与えると良いでしょう。 |
キッズもティーンも楽しめる作品です。日本文化を改めて見直すきっかけになるし、古代ローマについても学校の授業で触れていると思うので、実際の歴史についての興味も湧くと思います。かといって勉強っぽい作品ではないのでもちろんエンターテイメントとして純粋に楽しめば良いと思います。もし学校に外国人の先生やお友達がいたら、日本のお風呂についてどう思うかなど聞いてみても楽しいのではないでしょうか?会話も弾むはずですよ。 |