実話、障害者のお話とくると結構泣く感じかなと構えて観に行きましたが、意外と主人公が亡くなっていることもすぐ明かされ、主人公のつかさと雅巳のラブストーリーがメインとなっているお話でした。
つかさの障害は左半身のマヒ状態と、“高次脳機能障害”という短期間の記憶が思い出せなくなってしまうというものです。普段は普通にしているのに記憶が急にポンと抜けている状態に大変だろうなと思いましたが、ちゃんと忘れないように自分にメモを残したり、上手く障害と向き合って生活していることに感心しました。本作ではそんな難しい役柄を北川景子が演じています。北川景子にあまりこういう役のイメージがなかったのでどうなのかなと思いましたが、かなり迫真の演技を見せていてすごかったです。一方つかさの相手役、雅巳を演じたのは錦戸亮は、健気で優しい男の人のイメージにピッタリでした。ただ1シーンだけすごく衝撃的なシーンがあります(笑)。どういうシーンなのか言ってしまうと衝撃が半減してしまうので言いませんが、「えっ!」と思わず言ってしまうくらい笑えるシーンがありました。ぜひ観る際はそのことも心に留めておいてください。
本作は障害者と健常者のカップルのお話で、いろいろと障害についても現実を突きつけられるシーンもありました。でもつかさと雅巳自体は本当に普通のカップルで、障害の有無は関係なく誰でも共感できる作品だと思います。ぜひ楽しんで観てください。
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デートムービーですね。素敵なラブストーリーなのでロマンチックなデートに向いています。雅巳という男性が本当に心優しい良い人なので、女子としては「こういう男性が良いな〜」と願望を抱くと思いますが(笑)、一緒に観る彼や旦那様にプレッシャーをかけ過ぎないように気を付けましょう。逆に優しい男性特有の女子を傷つけてしまうパターンもこの映画には出てくるので、女子はこういうことに傷つくんだということを相手に疑似的に学んでもらうのも良いかも知れません。 |
ラブストーリーですが、いやらしいシーンなどはないのでキッズが観ても大丈夫です。映画のなかには本当の障害者の方も登場しているので、観終わったら大人と一緒に障害について話し合うと理解が深まるでしょう。ティーンはつかさと雅巳の間に起こるトラブルが、必ずしも障害のせいではないというところに注目しましょう。そうるすとつかさと雅巳により共感でき、2人の深い愛を感じると思います。 |