スティーブン・キング原作のこういうストーリーは大好きです。ストーリーはシンプルで、展開は地味と言えば地味なのですが、何とも言えない不気味さが漂っているのがたまりません。主人公の少年が書いているスケッチが表す世界観もすごく気持ち悪くて引き込まれます。途中まではことごとく絶望的なのに、ラストには少し光が差し込みつつ、綺麗にまとまりすぎないところで落ちつく結末も私好みでした。そして、イドリス・エルバが演じる“ガンスリンガー”の銃捌きがカッコ良すぎます。展開は地味だと前述しましたが、ガン・アクションは派手なので、シーンとしてのメリハリはあり、95分と観やすい上映時間です。
精神世界のお話でもあるので、なんとなく好き嫌いは分かれそうですが、少年役のトム・テイラーは演技が上手で、イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー出演で安定感もあります。試しにご覧ください!
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好き嫌いが分かれそうな作品なので、相手の好みがわからないうちに誘うと少々賭けにはなりますが、自分がこういうタイプの映画がとても好きなら、楽しさを共有できるか試しに誘ってみるのもアリでしょう。気まずくなるようなシーンはありませんが、ビジュアル的にちょっと気持ち悪いシーンは出てきます。でも、そもそもタイトルが『ダークタワー』なので、なんとなく相手にも映画の雰囲気は伝わりそうですね。 |
小学校高学年以上なら、主人公の少年の目線で楽しめそうです。いわゆる“選ばれし子”が世界を救う話なので、近い世代の皆さんが観ると余計にワクワクするはずです。ダークな世界が描かれているので、怖い描写もありますが、ホラーほどではありません。少しでも怖いのが無理な人は別ですが、少々ドキドキがあるほうが楽しめるお年頃の皆さんにはオススメです。 |