“ブラックハット”というコンピュータネットワークに攻撃を仕掛ける事件を解決していくことが、本作の一番大きなテーマ。当然ハッキングシーンが多いのですが、正直何を作業しているのかよくわからない場面もありました(苦笑)。でもあまり細かいことがわからなくても十分にストーリーには付いていけたので、途中で難しいことを理解しようとするのはやめました(笑)。
冒頭から原子力発電所のネットワークがハッキングされることから、原発系の話題が意外と多く登場していました。メルトダウンの恐れなど、日本人にとっては身近な話題なだけにちょっとハラハラしましたが、あくまでハッキングした犯人を追う物語なので、そこまで現実的に考えるほどの心配はありません。
本作でクリス・ヘムズワースは天才ハッカー役ということで、アクションはしないのかと思いましたが、ハッキングの合間にちょこちょこアクションシーンがあったのがおもしろかったです。しかも今回の舞台が香港だったことから登場キャラクターがアジア圏の人が多く、余計にクリス・ヘムズワースの体格の良さが際立って見えました。とにかく知的で肉体派で恋人想いの主人公には文句の付けどころがありませんよ。スピード感ある物語をぜひ楽しんで観てください。
|
デートでもOKです。アクションや知的犯罪系の作品が好きな相手なら、さらに喜ぶと思います。また、本作には恋愛要素もあり、クリス・ヘムズワースが演じる主人公の肉食っぷりや紳士的な対応は、彼に良い刺激を与えてくれるかも知れませんよ。観終わったらぜひ「あんな男性が良いな」と、アピールをして彼の男心をくすぐってみてください(笑)。 |
キッズもティーンも観られますが、ハッキングをしたりパソコン操作のシーンが多い上、スピード感がある物語なのでキッズは途中で物語に付いていけなくなる可能性があります。小学校高学年くらいで観たい人は、大人と一緒に観てください。ティーンは基本的には、爽快なストーリーを単純に楽しんでもOKですが、前科のある主人公とその恋人、さらに兄妹関係など、ちょっと複雑な人間関係に注目しながら観てください。妹を思う兄の気持ちや、恋人を思う男性の気持ちなど、共感ポイントを探しながら観るとよりストーリーを楽しめますよ。 |