最近観た別作品では、別人かと思うくらい老け顔だったレニー・ゼルウィガーですが、本作ではブリジットらしさを何とか維持していてホッと一安心(笑)。コリン・ファースは相変わらずカッコ良く、渋さが増してグッド!パトリック・デンプシーは、前作まで登場のダニエル(ヒュー・グラント)の後釜的キャラクターを好演しています。
シリーズ3作目となる本作では、ブリジットは43歳。前作で結婚しそうな結末だったのに、なぜかまだ独身で一人で誕生日を祝っているシーンから始まります。半分やけくそになってはじけちゃうブリジットは相変わらずキュートで笑えますが、ふざけ具合がシリーズ3作では最強ではないかと思うくらい、前半はかなりのおバカ映画になっています。そして、はじけちゃった結果、二股をかけている状態で妊娠してしまったブリジットは、恨まれるよりも2人の男から大事にされるというモテぶり。現実世界だったらこんなに平和ではないだろうと思いますが、やっぱり“子どもの存在”って強いんだなと思ってしまう部分もありました。あくまでこれは映画ですが、それでもなんだかんだ言って、女は多少ダメなほうが可愛いですね。って、これって自分も女だから都合よく解釈しちゃうのでしょうか(笑)。ぜひ男性の意見を聞いてみたくなる作品です。
|
リアルに三角関係で妊娠して揉めたカップルは一緒に観ないほうが無難ですが、基本的に軽いタッチでコミカルに三角関係を描いているので、リアルに感情移入して気まずくなるほどではないと思います。ただ、今2人の正反対の男性のあいだで気持ちが揺れ動いている女子は、多少刺激を受ける部分もあると思うので、一人でじっくり観るか、仲の良い友達と観るほうが気楽に楽しめるでしょう。 |
楽しい作品ではありますが、大人向けのジョークが取り入れられているので、中学生以上の鑑賞が良いのではないでしょうか。とは言え、43歳の女性主人公が奮闘するストーリーなので、ティーンの男子にはピンとこないような気がします。女子は将来こういう事になるかも知れないなと、お手本、または反面教師として、参考にしてください(笑)。 |