男女の考え方の違いがよく出ていておもしろかったです。予想していなかった意外な場所に住むことになり、そこから最後までは驚きの連続でした。ジェニファー・アニストンが演じるリンダは都会で働き続けたいタイプの女性で、初めに家を探しているときに「ニューヨークに住み続けたい。この街から離れるのは絶対に嫌」ということを条件にしていて、同じ都会で働く女性として共感できました。その一方で夫のジョージは都会から離れることに本当は抵抗あるのに、妙なポジティブさがあってそれが「自分のせいではない。何とかなる」という男のプライドが表現されていてリアルでした。ほかの場面でも常に2人の考え方がいろいろな変化をするので、いろいろと想像しながら観ていました。2人が新しく住むことになる場所では個性豊かなキャラクターがたくさん登場し、かなり衝撃を受けました。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』のスタッフによる製作ということで今回もかなり大胆なシーン満載で、あまりにダイレクト過ぎる描写で大丈夫かなと心配になってしまったほどです。ただそういう大胆さが当たり前の環境なので後半になると見慣れてきてしまい、自分自身もこの不思議な場所の住人になったような気分になってしまったのが悔しいです(笑)。住む環境や関わる人たちが変わると考え方も変わっていくことをこの映画を通し改めて感じました。夫婦の愛の物語ではありますが、いろんな意味で刺激が強いので若い夫婦やカップルでこの映画を観るのは結構ハードルが高いと思います。ぜひ女同士で「こんなのあり得ない」と言いながら観て欲しい映画です。 |
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