本シリーズを今作で初めて観るという人は逆に細かい背景はそれほど気にせずに楽しめるかも知れませんが、これまで全作を観てきて、きっちり物語を整理しながら観たい人は、最初にこれまでのストーリーをざっくりおさらいしてくれるとはいえ、やっぱり忘れてしまっている部分がたくさん出てくると思うので、可能ならばシリーズ前作を一通りおさらいすることをオススメします。すごくスピーディでアクションも激しい点が本作の見どころではありますが、3Dとの相性を考えると正直微妙。この世界観からして終始ほとんど暗がりであることも相まって、早過ぎる動きが少々観づらかったのがもったいなかったです。私がやや前方左寄りの席で観てしまったせいもあると思うので、3Dで観る場合はいつもに増して座席の位置にこだわってください。そもそも3Dに慣れていない人は無理せず2Dで観た方が良さそうです。
ストーリーとしては、アリス自身の大きな謎が解き明かされ、観終わった後は爽快感があり、ザ・ファイナルにふさわしい内容となっています。ツッコミどころは多数あり、私はそこがおもしろいと思いましたが、マイナスと捉えるか、それも含めて楽しむかの違いで、感想が二分されそうです。今回、ミラ・ジョヴォヴィッチの娘も出演しているので、その辺りも要チェック。ここまできたら、お祭り映画として楽しんじゃいましょう!
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ロマンチックな展開はほぼないので、逆にどんなカップルでも観やすいし、ハラハラドキドキな展開は吊り橋効果も働いて、デートにはある意味効果的。根強いファンがいる作品なので、片方が熱いファンだと温度差が生じるかも知れませんが、そのギャップを埋めるために事前に2人でDVDでシリーズ前作を予習しておくのも良いでしょう。ゲーム版を持っているなら、次のデートはお家でゲームという約束もしやすいですね。 |
PG-12なので、12歳未満のお子様は大人と一緒に観てください。アンデッドがたくさん出てくるので、苦手な人にはそれだけでも怖いと思いますが、アンブレラ社内のトラップに引っかかると、かなり残酷な死に方をするので、痛々しいシーンは覚悟が必要です。ただ、そこさえ平気なら、アクションシーンはスピーディでカッコ良く、見応えがあるので、年齢問わず充分に楽しめると思います。 |
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