いや〜思ったよりエロくてまずビックリ(笑)。と言ってもエロいのは主にキスシーンで、こんなにもたくさんのキスシーンが出てくるとは思わず、さらに主人公の設定がその場の空気に流されてしまう女子ということでもろヌードでないにしても生々しいラブシーンがあり、主演の多部未華子がかなり頑張っていた印象です。2005年の作品『HINOKIO』で多部未華子にインタビューをした当時はその役柄もありとてもボーイッシュなイメージだったので、こんなに女性らしく変身、成長するとは予想もできず、女優さんて本当にすごいなと驚くばかりです。で、もう一人エロ担当は菅田将暉です。まだ若いのに〜と、これまた驚くばかり(笑)。すっかりおばちゃん目線で観ちゃいましたが、ここで描かれる恋愛ストーリーについては、キュンキュンしながら乙女の心で楽しめました。原作は知らないので個人的イメージからですが、普通に撮ったらいかにも若者向けの軽い感じになりそうですが、役者の演技がしっかりしているのはもちろん、綺麗さだけでなく灰汁のあるラブシーンになっているのも、役者としても活躍する田口トモロヲ監督だからかも知れないですね。
物語については、今までの恋愛を反省して、新たな恋に全力で向き合う主人公がステキです。ダメで弱い部分も多々あるけれど、本当の恋を見つけたいという思いは誰しも共感できると思います。そして、やっと本気になれる相手を見つけて、ラブラブモードを楽しむ段階から、幸せすぎて不安になったり、とある出来事で急に不安定な心境に陥って自分で関係を壊してしまったり、どんなカップルでも経験する過程をとてもリアルにシミュレーションできる点も、恋に悩む女子はもちろん、男子にも参考にできる内容だと思います。恋に疲れた方たちに特にオススメの作品です。
|
デート向きかどうか、悩むところです。本命と観るとしたら、この映画を観てさらにラブラブになれる要素があるのですが、片方が一方的に熱くなっている場合は冷めている側が何かピンときて、今の関係よりも新しい関係を望むことを頭に浮かべる可能性は否めません。なので、お互い確実に本命同士でうまくいっている状態のカップルにオススメします。 |
一見さわやかなラブストーリーで、小学校高学年くらいなら理解はできそうな内容ですが、思った以上に色っぽいシーンが多いので、わざわざキッズにオススメしようとは思わないです(笑)。PG-12なので小学生が観る場合は大人と一緒に観ましょうということになりますが、正直親と観るのは気まずいシーンもあるので、もっと大きくなってから観ると良いでしょう。オススメするとしたら高校生以上かな。これからいろいろな恋をしていく皆さんには、ここで描かれるステキな恋の物語に今は素直に憧れを持って観て欲しいと思います。 |