2011年2月5日より全国順次公開
リベロ、日活
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オープニングの街全体の様子など何が原因だかわからないという怖さで前半は楽しめます。後半はこうなっていることの終わりが見えない恐怖というおもしろさがありますが、ちょっと展開がパターン化してくるので怖さは半減してきます。 オチはこの終わり方しかできないなとは思いつつ、ちょっと物足りない感じが…。と言いつつ、タイトルからしてそうなっちゃうよな〜と納得せざるを得ないですね。でも、そもそも闇自体が「恐るべき相手だったのか」どうかもわからないっていう考え方をすると、違った解釈になりそうです。“あちら側”が地獄か、“こちら側”が地獄か…。もしこういう現象が本当にあって、誰かの私利私欲ではなく、自然現象で起きてしまうことだったら怖いなと思います。 あと本作の見どころはヘイデン・クリステンセン、ジョン・レグイザモ、タンディ・ニュートンという演技派俳優が揃っている点、監督は『マシニスト』ブラッド・アンダーソン監督という点で、一見、地味な作品ですが、スケールの大きい物語を監督の独特の世界観でどう描き、その世界で個性派俳優たちがどう演じているのか、映画好きならば一見してみても良いと思います。 |
特にデート向きという雰囲気ではない映画ですが、たまには二人でちょっと怖い映画でも観て観ようかという初心者ホラー鑑賞者には良いと思います。怖さはほどほどにあるけれど露骨に残酷なシーンはないのでほどよい怖さで楽しめます。最後は何だったんだよ〜と思うかも知れませんが、それが語りどころなので一緒に観てお互いの解釈を話してみてもおもしろいと思います。 |
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2011.1.23 TEXT by Myson