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2018年2月3日より全国公開
彩プロ
公式サイト
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 作品のムードとしては切なさ、悲しさが漂いますが、根本はとても美しい愛の物語で、ロマンチックなシーンはもちろん、切ないシーンもあるからこそ、カップルで観ると気持ちが盛り上がりそうです。ラブシーンはありますが、気まずくなるほどではないでしょう。とはいえ、初デートや友達以上恋人未満の相手と観るよりは、交際ほやほやカップル、安定カップル向けだと思います。 |
 1940年代、第二次世界大戦下のアイルランドとイギリスの関係性など世界背景がわかって観たほうが理解が深まるので、中学生以上向けかなと思います。女性の社会的立場が弱い時代ということも物語のキーになっているので、ラブストーリーとして楽しむ以外に、社会勉強的に観ることもできる作品だと思います。 |
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©2016 Secret Films Limited
2018.2.2 TEXT by Myson
身寄りがなく、40年もの間、病院に収容されていた老女ローズの過去が、１人の精神科医によって、解き明かされていく物語。ローズが聖書を日記代わりにして書き綴った記憶が描かれる過去のシーンと、老女になった現代のローズの様子とが交互に映し出されます。ローズがなぜずっと病院に閉じ込められてきたのかという真相には、過去の恋愛が大いに絡んでいて、ロマンチックなシーンと、不安に満ちた緊張感のあるシーンの両方が、テンポ良く緩急となり、とても観やすい構成になっています。そして、キャスト達の演技も見事。ルーニー・マーラは、どんな男性も虜にしてしまう美しさと妖艶さを持ったローズ役にピッタリで、ジャック・レイナーは、真っ直ぐで男らしいマイケルを魅力的に見せています。物語の鍵を握る、悩み多き神父を演じたテオ・ジェームズの演技も印象的。現代のローズを演じたヴァネッサ・レッドグレイヴ、精神科医を演じたエリック・バナも貫禄がありました。