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女性にぜひ観て欲しいこの2作品ってことで、ポニーキャニオン主催、トーキョー女子映画部企画の試写会を行いました。ここではその際に参加者の皆さんにご協力頂いたアンケート結果を発表します。
一見、全くタイプも違うし、主人公の境遇も正反対のこの2作品の共通点は?『デザート・フラワー』は、「将来を選べないはずの境遇にいた少女が、今までいた世界を飛び出して、新しい人生を見つけ、自分が本来いたはずの世界で起きている問題に立ち向かう物語」。そして『エターナル・キス』は、「一見、誰もが羨む人生を送り、華やかに見えたけれど、実際は自分の人生を生きていないことに気付き、新しい道を見つけようとする物語」です。両作品ともに、女性として生まれてきたこと、自分の道を歩むということ、本当の自分の幸せとは何かということを考えるきっかけをくれる内容です。また、見た目の華やかさ=シンデレラストーリーではない、自分が望む人生を手に入れることこそ幸せなんだということを実感させる物語です。だからこそ、意見もさまざま。では結果と感想をみてみましょう。
『デザート・フラワー』 作品概要 映画批評
『エターナル・キス』 作品概要 映画批評
アンケート回収数 46名分
年齢分布
20歳未満 1 20歳〜25歳 7
26歳〜30歳 10 31歳〜35歳 4
36歳〜40歳 5 41歳〜50歳 11
51歳以上 4 無回答 4
大満足 22 良かった 21 普通 3 やや不満 0 不満 0
50% 4 60% 2 70% 4 75% 5 80% 10 90% 5
95% 1 98% 1 100% 12 120% 1 無回答 1
女に生まれて良かったと思うことの方が多い 31
どちらとも言えない 15
女に生まれて不幸だと思うことの方が多い 0
その他 0
女に生まれて良かったと思うことの方が多い 31
<理由>
■いろいろな楽しみもあるし、いろいろなことを経験できる。何だか楽しい。 4
■女性限定のサービスが多い。女性の方が社会的に優遇されることが多い。 3
■男性より責任が少ない。
■可愛い服が着られる(オシャレができる)。化粧ができる。 5
■女性しか味わえないことが多い(妊娠・出産等)。 6
■女性は男性のように生きることもできるし、女性らしくも生きられる。 2
■女性の方がさまざまな選択肢を持っている。 3
■女性の方が楽しいことが多い。 2
■今まで女が不幸と思ったことが一度もないから。 2
■女性として生まれてできることを全うした。今に満足している。 2
どちらとも言えない 15
<理由>
■幼少期が60年代だったので、当時の女の子は損なことが多かったけれど、それを乗り越えての現在を思うと、プラスマイナスはつけられない。
■良いことも、悪いこともある。 3
■考えたことがない。
■運命だから。 2
■思いの強さでしか表せない気がするから。時と場合によって変わるが、もう一度生まれ変わっても女になりたいとは思う。
■女性も楽しいけど、男性の生活も楽しそう(特に子どもの頃は)。
どのご意見も、ごもっともですね。個人的には女性に生まれて良かったと思います。でも日本に生まれたからそう思えるのだと本作を観て、自分の境遇が恵まれていることを実感しました。もっとそのことに感謝して生きないといけないと反省も含めて思いました。by マイソン
■FGMを今まで知らなかったことにとてもショックを覚えました。少しでも(この活動を)広めて、やめさせたいです。 多数
■この映画に出逢えて良かった。訴えているものが強烈で辛かったけれど、これは映画じゃないと伝わらない。ぜひ全世界の人に観て欲しい。 多数
■常に本作のことを思い出して、自分に何かできることを探したい。
■単なるサクセス・ストーリーではなく、ヒューマン・ドラマで考えさせられました。小さな一歩でも世界を変える力がある。
■正直なところ、日本に生まれて良かったと思ってしまいました。 4
■公開当時に2回観て、3回目でした。ワリスの人間としての強さにいつも心を動かされます。これからも頑張りたいときに観たい映画です。
■知り合いに薦めたい作品の1つになりました。
■FGMのことを世界に告白した主人公の勇気がすごいと思いました。
■実話だし、重いテーマだから自分の中で消化するには時間がかかりそうです。
■主人公の凛とした生き方、女性としての心の叫びがまっすぐに心に入ってきました。ぜひ娘にみせたいと思いました。
■同じ女性として辛い。それが当たり前の世界に入ると、その儀式が変だとは思わないことが恐ろしいです。たくさんの辛い人生のなか、よくここまで生き抜き、前に進んでいったと思う。何事もくじけちゃいけないなと思えました。
■日本ではFGMを知らない人が多いと思いので、この映画をトップモデルのシンデレラストーリーと紹介すると、事実を知らない人にはよく理解できないのではないかと思いました。
■アフリカ砂漠からのサクセス・ストーリーにもとても感銘を受けましたが、辛い慣例を生き抜いた女性として見るととても辛かった。
■期待以上に見応え充分でした!誇りを持って生きるという言葉が深く心に刻まれました。自分の人生を受け入れて強く生きている人間が言える言葉です。私もそうありたいと心から思いました。
■女性としてすごく幸せに生きていることに感謝できる映画でした。もう一度観たいと思いました。
■暗い話を映画として楽しめるような作品に仕上がっていて見事だった。公開前のネット情報ではこんないわゆる「シンデレラストーリー」に仕上がっているとは思えなかったので、前半はとても楽しめた。
サクセス・ストーリーの要素もあるけれど、単純にそれだけの話でない分、感じ方がさまざまですね。明るい展開もありつつ、核心はかなり重い内容ながら、主人公の生き様が観る側を前向きにしてくれるのが本作のすごいところです。 by マイソン
大満足 5 良かった 22 普通 10 やや不満 4 不満 2
20% 3 40% 1 45% 1 50% 5 60% 8 70% 5
75% 4 80% 5 85% 3 90% 5 95% 1 100% 3
無回答 3
不器用に生きる人々の再生のドラマ 22
ラブ・ストーリー 16
親子の感動ドラマ 5
その他 4
・何だか中途半端でテーマがよくわからない。
・青春映画
・思いつかないです。
・孤独な魂のふれあい。親への愛にがんじがらめになって孤立している子どもの話。
自分の将来は自分で決められる環境にいる 30
選ぶ余地はあるが選択肢が限られている 9
将来はほぼ決められている環境だ 3
その他 1(将来はもうない)
無回答 3
■アメリカでも公開されず、DVDから人気が出たと聞いたが、確かにこれは観なければ良さがわからない作品だと思う。
■ブレイク・ライブリーも可愛らしかったが、主役のマックス・ミンゲラも素晴らしかった。
■ストーリーは全体的に寂しい雰囲気でした。
■ストーリーが読めてしまった。
■パパと息子の親子愛も胸を打ちました。
■最後がとても好きでした。ラブ・ストーリーを久しぶりに観て恋がしたくなりました。
■もっとラブコメ要素が強いのかと思っていましたが、個性のあるヒューマン・ストーリーでした!観応えがあり、とっても良かったです。 2
■人の幸せは名声や華やかなことではない。幸せは身近にある。
■決められた将来に生きる、自分で将来を決めて生きる、いろいろと考えさせられました。
■元気が出ました。奇跡はあると信じたいです。
■主役の2人、どちらともあまり共感ができませんでした。男の子の家の古びた雰囲気が素敵でした。
■ラブコメかと思っていたので期待はずれだった。良い映画なのでもったいないと思う(宣伝から受けるイメージとのGAPを感じました)。
■もう少し主人公たちの心情が深く描かれた方が良かった。
■女主人公のお母さん、お父さんの話(心の変化など)が無かったのが物足りない感じです。
■この手の胸キュン映画は大好き。この作品もお互いに手に何か暗いものを持ってる2人が、自分のために前に進む姿が良かったし、2人の恋にキュンキュンしました。
■フリーダム!もっと自分に素直に生きたいと思った。
■人生もちょっと見方を変えれば、楽しめるのにそれに気付かずに私たちも生きているのかも。
■いろんな感情があって、反省、勉強になりました。許す心、今の気分に合いました。
■ほっこりする映画でした。
「人は先入観に惑わされて生きている」ということを客観視させられる展開も観ていておもしろかったです。誰かが憧れる人生は、自分にとっての幸せではないんですよね。自分の幸せは自分にしか探せないし、掴めない。夢を持つ人や夢を持っているつもりの人、今追いかけているものが本当は自分の夢なのかわからなくなっている人にいろいろな視点を持たせてくれる作品だと思います。 by マイソン
2011年12月7日(水)セル&レンタル同時リリース
セルDVD価格:¥3,990(税込)
出演:リヤ・ケベデ/サリー・ホーキンス/ティモシー・スポール
新日本映画社/ポニーキャニオン
衝撃の過去と数々の困難にも負けずにチャンスを掴み、世界的トップモデルとなったワリス・デイリーの衝撃の実話!アフリカの貧しい家庭で生まれ育ったワイズ・デイリー。13歳の時、父にお金と引き換えに老人と結婚させられそうになったことをきっかけに、彼女は家族のもとを離れる事を決意する。広大な砂漠を命からがら抜け出し、ロンドンへ辿り着いたワリスは、刺激に満ちた大都会で路上生活を送っていたが、ある日、一流ファッションカメラマンにスカウトされ、ショーモデルへと劇的な転身を遂げる…。
©Desert Flower Filmproductions GmbH
2011年12月7日(水)セル&レンタル同時リリース
セルDVD価格:¥3,990(税込)
出演:ブレイク・ライブリー/マックス・ミンゲラ
熱帯美術館/ポニーキャニオン
ミス・テキサスのコンテストで見事優勝したアナベルは、その授賞式のさなかに急死してしまう。彼女の死体はエルヴィスの父が経営する葬儀屋のもとに送られる。エルヴィスは彼女の美しさに思わずキスをすると、奇跡が起き、アナベルは命を取り戻す。一度は実家に戻ったアナベルだが、マスコミの数奇の目にさらされることに疲れて、隠れるところを求めて再びエルヴィスの店を訪れる。キスされたことをまったく覚えていないアナベルは、そこで次第にエルヴィスと父親の細やかな愛情に惹かれてゆく。
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2011.12.7 event