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トーキョー女子映画部第13回の部活では、『マリリン 7日間の恋』を観賞。マリリン・モンローはもちろん知っているし、彼女の暗い幼少時代や謎の死については今まで耳にしたことはあるけれど、彼女が出演している映画を観たことがないという人がほとんど。本作はみんなが知っているようで知らないマリリン・モンローの一面が見られる作品ということで、ちょっとマリリンへの印象が変わった方も多いようです。では今回は、まず座談会のリポートからお届けします。→部活報告はこちら アンケート
2012年8月3日ブルーレイ&DVDセル&レンタル同時リリース
(レンタルはTSUTAYAだけ)
監督:サイモン・カーティス
出演:ミッシェル・ウィリアムズ/ケネス・ブラナー/エディ・レッドメイン/ジュリア・オーモンド/ダグ・レイ・スコット/ドミニク・クーパー/エマ・ワトソン/ジュディ・デンチ
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ
イギリスの名優 ローレンス オリヴィエと夢の共演を果たす『王子と踊り子』撮影のため、アメリカを離れイギリスにやってきたマリリン モンロー。世界のセックス シンボルと謳われたハリウッド女優の、誰も知ることのなかったラブロマンスが、50年の時を経て明らかになる。オリヴィエの監督助手を務めたコリン クラークによる回想録を元に映画化。
©2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
マイソン:では始めに、簡単に感想をお願いします。
TMさん:こういう恋愛に「萌え〜」となりました。切なくもありロマンチックでもあり、恋の余韻が残る映画でした。
TIさん:華やかな女優さんの世界の光と影というか、なんでこんなに全て恵まれているのに悲しくなっちゃうのかなという複雑な心境がよく表れていたと思います。そんなときに現れたコリンは社会的にはちょっと使えないようなタイプに思えたんですが(笑)、マリリンにとっては逆に彼の無垢なところに惹かれたのかなと思いました。
NMさん:私はマリリンが大好きで劇場でも本作を観ました。一般的なマリリンのイメージではなく、抱きしめて守ってあげなきゃいけないと思えるようなマリリン・モンローが描かれていて、みんなこの映画を観たら彼女を好きになってくれるんじゃないかなと思います。大好きな映画です。
NZさん:マリリンはなんとなく女性から見てあんまり好きになれない女性のタイプ(笑)で、男性に媚びを売っている印象があったんですけど、すごくキュートで良かったです。
SMさん:ちょっと前にミシェル・ウィリアムズが出演している『ブロークバック・マウンテン』を観たんですけど、真逆な役で同じ人には見えずビックリしました。
マイソン:この恋のお相手が原作者で、これは実話なのですが、私、ちょっと意地悪な解釈をして、「この男性が思っているほど、マリリンはこの恋に盛り上がっていなかったのではないか。男性だけが妄想で過去の思い出を膨らませていたのではないか」なんて思ってしまいました(笑)。
一同:ハハハハ(笑)。
マイソン:皆さんは女子目線ではどう見ましたか?
KBさん:あの〜恋愛って、妄想だと思うんですね。
一同:オ〜〜!名言!(拍手)
KBさん:あの話をいつ書いたかにもよると思うんです。終わってすぐだったのか、自分が枯れちゃってそろそろ過去の美しかった思い出を美しいままに書きたかったのか、今幸せで書いたのか…。
宣伝Sさん(男性):(原作者自身が)亡くなる前にこういうことがあったっていうのを書きたかったみたいですね。
TMさん:じゃあ良かったですね。映画にまでなって(笑)。
NZさん:私はコリン君が一方的に好きって言っている感じに見えました。なんとなく恋に恋しているっていうか、憧れとかなのかなって。
マイソン:「マリリンとつきあってるんだ!」っていうステイタスみたいな?
NZさん:そんな感じですね。
NMさん:パブのシーンでみんなに見られて得意げな感じでしたもんね(笑)。
一同:得意げって…ハハハハハハ(笑)。
NMさん:自分も恋してたら、あんな締まりのない口っていうか、あんな顔になってるのかな〜って、ハハハハハハ(笑)。
KBさん:な〜んか、口が開いてましたよね。
一同:フフフフフ(笑)。
NMさん:人の恋してる姿ってちょっと恥ずかしいと思いました。改めて思うと、(逆に演技が)うまいなと思うんですけど。
AYさん:あれを見たら男の人は好きになっちゃうだろうなと思いました。マリリン自身がうまれもって魔性みたいなものをもっていて、みんなは好きになっちゃうけど、マリリンは素でやっていることだからそうでもないんじゃないかと…。でも、コリンは若いからこそ、のぼせて幸せっていう感じで終われたような気がします。
TIさん:年上のマリリンからすると、無意識に自分もコリン君のように若かった時代に戻りたいっていうのもあって、相手をしてあげちゃったのかなと思いました。
TMさん:アリですね。ただ、マリリンだったら本気になられて重くなったらバッサリだと思うんですけど、面倒くさくなければアリだと思います。
TIさん:コリン君はタイプじゃないなと思いましたけど、心の隙間に何も言わずに入ってきてくれる人ってぐっと惹かれちゃうかなと思いますよね。大人な関係を保てるならアリかなと思いました。
AYさん:私もコリンは別にタイプじゃないです(笑)が、執拗に「大丈夫?」って言われたらやっぱり「いいよ」って言っちゃうかも知れないです。でもきっと、もって一週間だと思います(笑)。
一同:ハハハハ(笑)。
NMさん:どっちかっていうと、追われるより追う方が良いし、自分が尊敬できるところがあれば良いんですけど、コリン君はちょっと違うかなって。
マイソン:「タイプではない」が4名っと!
一同:あらら、ハハハハ(笑)。
TIさん:かわいそう(笑)。
NZさん:私はナシですね。弟がいるせいか、年下がナシですね。
NMさん:弟がいる人はそうなるかも知れませんね。
KBさん:恋愛体質の人は、年齢とか精神年齢は関係なく、必要なときに恋をしますよね。マリリンは大女優で世間的には成功していると思われているけれど、実際には夫婦関係はうまくいってなかったり、仕事にも自信がなかったりすると思うんですよね。そこへ、あんな惚けた口をした無垢な子が近づいてきたら、恋愛体質の人だったら前後のことなんて考えないと思います。この子は育ちが良くて口が堅いから死ぬ直前まで黙っていたわけですよね。つきあう男の条件は、性格や顔よりも、口が堅いってことですよ。
TMさん:すごくわかる!
KBさん:だから、マリリンは正しい男を選んだってことですよ。妄想かも知れないけど、恋愛だったって彼は思っていて、そういう風に思えるようにコントロールできるタイプを選んだのだと思います。
マイソン:KBさんって、精神科医ですか?!
一同:すごい分析!!
KBさん:いやいや周りにそういう人がいっぱいいるので…(笑)。
マイソン:KBさんだったらどうですか?
KBさん:アリですよ!当たり前じゃないですか、恋愛体質なんですもん。だいたい映画観ていて、2時間くらいで恋に落ちてますよね。誰かと。
一同:オ〜〜〜〜〜〜!
SMさん:私もアリっちゃアリかなと思います。ちょっと前まで年上の方が好きって思ってたんですけど、最近、年下男子が流行っているっていう話を聞いて、なぜかというと、もちろんかわいいっていうのもあるんですけど、女の人ってどうしても年上だとこうであってほしいとかがあるじゃないですか。逆にそれをやれないと年上なのにどうしてできないんだって思ってしまうっていう考えに、確かにそうかもって思いました。年下だからしょうがないかって思ったり、逆に期待以上のことをしてくれたら年下なのにこんなにやってくれるんだって喜べるかなと思うと、コリン君は全然アリです。
宣伝Sさん:いや〜勉強になりますね(笑)。
NZさん:逆に男性からするとどうなのか、聞きたいです。
宣伝Sさん:う〜ん。もし、マリリンみたいな方がいて、仮に自分かもしくは自分の友だちがコリンみたいな仲になったら、少なくともマリリン・モンロー自体には共感は難しいと思いますね。やっぱり僕もやめときなって言うと思います。でも、100分の1くらいの確率でマリリンと本当に良い関係になったとしたらすごく羨ましいですね。ただ、コリンくらいの若さだったら良いですが、ある程度の年齢の人だったら、やっぱり結果が見えちゃってて自制心との闘いがあると思います。マリリンを引っ張るくらいの自信がある人ってなかなかいないと思うので、やっぱりいっちゃいけないっていう気持ちとのせめぎ合いでしょうね。
マイソン:やっぱり、一筋縄ではいかないですね。こういう人だったから、スターになったっていうのもあるんでしょうね。それにしても、やっぱり女子の視線はシビアですね(笑)。
皆さん、相変わらず男子に対してはなかなかの辛口でした(笑)。さて、鑑賞会のみで参加した方も含めた全員アンケートの結果では「アリ?ナシ?」はどういう結果が出たのでしょうか?
トーキョー女子映画部第13回部活『マリリン7日間の恋』アンケート結果→掲載ページはこちら
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