人はなぜ嘘をつくのか。大半は自分を守るため、自分をよく見せるため、人を陥れるため…とあまり良い使い方をされませんが、ときに嘘が良い使い方をされるときもあります。今回はその人の生き様を表すような「良い嘘」について、考えてみたいと思います。
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<マメールの嘘> |
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<あらすじ> |
<グイドの嘘> |
まだ幼い息子は、どうして収容所にいるのかもわからず、グイドは彼に恐怖心を持たせないように、明るく振る舞っています。常に緊張感のある状況下で、息子の前では笑顔でおどけてみせるグイド。でも、いつまでもそんな状況が続くわけではありません。彼は、最後に愛情いっぱいの嘘を息子につくのですが、あまりにも切ない嘘です。でも、これほど親子の愛の深さを物語るものはありません。こういう嘘には生き様も現れますね。 |
嘘をつかれるのは大抵嫌なものですが、稀に後から「私のためにあのとき嘘をついたんだ」と理解できることもありますよね。くだらない嘘もありますが、自分を大切に思ってくれている人がつく嘘には、何かしら別の意味がある場合もあります。嘘が上手な大人になりたいわけではありませんが、誰かを守るために相手を傷つけない嘘をつける優しさと強さは身につけたいです。
2015.4.13 TEXT by Myson