自分のことは自分がよく知っているようで、実は自分自身が一番よくわかっていないことって、あるような気がします。今回は、ひょんなことから、もう1人の自分に向き合うことになる人々の物語をご紹介します。
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<酒のせいではない、本当の不幸の原因> |
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<似たくないところが似るのも親子> |
![]() この家族は、父と次男、母と長男が、それぞれ似ていて、4人いたうちはうまくバランスを取っていました。父と次男のほうが人間的に不器用で人とのコミュニケーションも得意ではありませんが、人とうまくやっていけそうな母と長男のほうが、実は心のうちに悩みを抱えこむタイプです。母の死から3年後、彼らは改めて母の死に向き合うことで、一度崩壊して再生していきます。似たくないところが似てしまうのが親子ですが、それを自覚して受け入れられたら、自分が望む自分に成長できるのかも知れません。 |
こうありたい、こうあって欲しいという世界は、自分で築きあげるもの。現実に目をつむり、自分の想像のなかに逃げ込んでも、それは“創り上げる”ことはできるかも知れませんが、本当の世界を、こうあって欲しいという世界に変えるには、ちょっとした勇気が必要なのではないかと思います。その勇気を振り絞るには、まず自分の弱さと向き合うこと。弱さを自覚していなければ、知らず知らず深みにはまっていくだけです。
2016.11.14 TEXT by Myson