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『好きっていいなよ。』今回は川口春奈＆福士蒼汰主演の映画『好きっていいなよ。』を鑑賞しました。本作は少女漫画が原作のキュンキュンしてしまうシーンが満載のラブストーリー。大人女子たちは高校生たちの恋、友情、そして自分自身と向き合っていく姿を観てどう感じたのでしょうか？また、皆さんの周囲の若者の恋愛意欲についても聞いてみました。
※一部、ネタバレする箇所があります。
自分の過去と葛藤する高校生に共感&最近の高校生について考える
マイソン：まず、観る前の印象と感想を教えてください。
Aさん：単純に高校生の恋愛が描かれているのかと思っていましたが、それだけではなくて、人と関わることを避けていためい（川口春菜）が人と関わることでいろいろな感情を知っていく過程が描かれていたのが良かったです。
Bさん：タイトルを見て、すごく奥手な女の子に男の子がアプローチして、好きって言わせるために努力をする映画かなと思っていました。実際に観て、今の高校生って本当にあんなにキスしたりするのかなって思いましたが（笑）、甘酸っぱいシーンもたくさんあって、自分の高校時代を思い出しました。私の高校時代はあそこまで恋愛が盛んだったわけではありませんが、なんとなく懐かしさを感じました。
Cさん：今回は福士蒼汰が観たくて参加しました。少女漫画の映画化ってことでやはりキュンキュンを期待していました。主人公2人のシーンでキュンキュンできるところもあったんですが、意外とほかの男の子たちの台詞にキュンとさせられました。健志（永瀬匡）の「（君の）笑顔を俺が一番に見たい」とか、雅司（山本涼介）の「俺を見ろ」って台詞とか、実際に言われたいなって思いました。
マイソン：結構、名台詞がありましたよね。Dさんはどうでしたか？
Dさん：私も福士蒼汰が気になって参加しました。私は女子高だったので、この映画を観ていて「共学だったらこんなことがあったのかな？羨ましいな」って思いながら観ました（笑）。
マイソン：私は共学の高校で確かに男女は仲良かったんですけど、さすがに校内であんなにイチャイチャする子はいませんでしたよ（笑）。最近の高校はどうなんでしょうね。
Eさん：今はもっとすごいかも知れませんよ？きっとこれはまだやさしい方ですよ。
一同：えー!!
Fさん：最近は高校生たちが街角でベタベタしているのを見かけることもありますし、この映画も現実に近いところがあるのかも知れませんね。私自身は保護者目線で観ましたが、とにかく可愛いなって思いました。福士蒼汰が大和役としてかっこ悪いところを演じていて普段と違う感じで良かったし、海役の市川知宏もすごくかっこ良くて楽しめました。
マイソン：ではお気に入り、もしくは印象的なキスシーンはありましたか？
Bさん：キスシーンがいっぱいあると、キュンキュンしちゃいますよね。階段でのキスシーンは、多少恥ずかしくなるけどアリだと思います（笑）。
Cさん：私がキスシーンで一番好きだったのは、めいが大和のネクタイ引っ張ったところですね。ほかのキスシーンはちょっとぎこちなさを感じてしまったのですが、あのキスシーンは一番絵になっていたし、めいが自分から突然したのも良いなと思いました。
マイソン：では、今回の男子キャラクターが4人（大和：福士蒼汰／海：市川、健志：永瀬匡、雅司／山本涼介）で、どのキャラが一番好きですか？
Bさん：私は大和ですね。めいに対して一途だし、決して浮気心があるわけでもなく、まっすぐ純粋に好きっていう気持ちがぶれなかったのが好評価でした。
マイソン：一途な男って良いですよね。Eさんはどうですか？
Eさん：私は健志が良かったと思います。彼が一番コミュニケーション能力が高かったんですよね。最初は一番子どもっぽいなと思ったんですけど、ちゃんと場を読んでいたし、きっと将来大物になるだろうなって（笑）。
マイソン：そう考えると確かに健志は将来有望ですね！Cさんはどうですか？
Cさん：私はやっぱり雅司ですね。あの「太っていたときも痩せたときも知っているのは俺だけなんだから見せろ」っていう台詞がかっこ良くて、キュンとしちゃいました。
Gさん：私は海くんで、人の気持ちがよくわかるところが良いなと思いました。相手の気持ちを考えて自分が諦めたり我慢したりができるし一番大人だなって。
Fさん：私も海くんで、彼は一番乗り越える力があるなって思いました。1年間かけて体づくりをするとか単純なんですが、きちんと目標を持っていて、ダメでもまた乗り越えようっていう力があるところが良いですよね。諦めるところは諦めて、根に持たずダラダラしないのが良い子だなと。
Dさん：なんか海くんは自分の気持ちに正直で、中学時代の友だちのところへ行ったり、めいへの気持ちもちゃんと大和に話したり、そういうところが良かったですよね。
マイソン：最近は恋愛意欲の低い若者が増えていて、まず好きな人を作る意欲がなかったり、好きじゃないのに付き合い続けるっていう話を耳にしたのですが、皆さんご自身や周りの方はどうですか？
Bさん：メールとかLINEのやり取りとかが面倒くさかったり、煩わしいのが嫌っていうのはすごくわかります。でも好きな人ができたらそれはそれで楽しいし、本当にドキドキします。なので両方わかりますね〜。
マイソン：せっかく好きになったのに、面倒だからやめようみたいなのはないですよね？
Bさん：そうですね。もし好きな人ができればその好きって気持ちはちゃんと優先させます。
Cさん：私の周りは既婚者よりも独身の方がキュンキュンしたい子が多いです。現実でキュンキュンできないせいか、漫画とか映画とかに求めてしまってやばいよねって言っている感じです（笑）。年齢が上がるにつれて、現実に仕事とか結婚とかが出てきちゃうけど、高校生だと好きだけで突っ走れるのが良いですよね。だからこういう映画を観てキュンキュンしたくなっちゃうんですよね。
Eさん：仕事が楽しくなっちゃうとダメですね。あとは結構みんなでわいわいするのが好きなので、もしそのなかに一人気になる人がいるともっと楽しいんでしょうけどね。でも全体的には、なんか冷めている人がいるっていうのもわかりますし、メールとかLINEがある現代ならではなのかなって思います。
マイソン：返事が来る来ないとか人の反応を気にしちゃって、敏感になってしまっているんですかね。せっかく好きになったのに面倒くさいとか、好きって思っていても自分から言わない受け身の姿勢の人が多いとなると、両想いだったとしても相手から言わない限りは成就しませんよね。それにもし女子から告白して付き合って、じゃあ一生一人でいるのも微妙だからこいつと結婚するかみたいなノリでいくと恐ろしいですね。ただ一生一人でいるのがイヤだから、好きでもない人と一緒にいるとか、そっちの方が面倒くさいですよね。
マイソン：本作を人にオススメするとしたらどうオススメしますか？
Bさん：20代から30代の女性だとよりキュンとしそうな気がします。年上目線で微笑ましくて可愛いなって思える部分と、ちょっと年齢が近い分懐かしくて共感できるところもあると思います。
Dさん：私は婚活に必死な友だちにもうちょっとキュンキュンしてってオススメしたいです。
マイソン：どの辺がオススメポイントですか？
Dさん：やっぱチューのシーンですね（笑）。
一同：ハハハハハ！
マイソン：キュンキュンして恋愛意欲が高まりそうですね！Eさんはどうですか？
Eさん：私は恋愛に興味がない人たちに観て欲しいです。女子会とかで観たら「あのシーンは、○○だよね」とか言いながら観られて楽しいと思います。
Cさん：女子会で観たら、恋愛って面倒くさいけどやっぱり良いよねっていうことを思い出せそうな気がします。イケメンに奪い合いされるのとか、女の子の想像力を掻き立ててくれそうですし（笑）。
Bさん：やっぱり最近ときめいていないなっていう人たちに観てもらいたいです。なんか甘酸っぱいなって感情移入してもらっても良いけど、最近ときめきのないあなたへみたいな。
Aさん：私も女の子同士で観る方がオススメです。でもグループの中心人物タイプじゃなくて、ちょっと大人しい、めいのようなタイプの人たちにより観て欲しいです。
マイソン：恥ずかしくなってしまうシーンもありますが、何人かで観るとちょっとツッコミも入れながら盛り上がりそうですね。でもキュンキュンしながらときめきを噛みしめたい人は家で何回も観るのもアリかも知れませんね。
やはり女子にはキュンキュンが必要不可欠なようですね。ほかにもどんなときにキュンキュンするのか聞いたところ、「さりげない気遣いをしてくれたとき」「ストレートに気持ちをぶつけてきてくれたとき」といった意見も出て盛り上がりました。
また本作は恋愛要素だけでなく、人との関わり合いの大切さを描いている部分も魅力の一つです。高校生たちの甘酸っぱいやり取りはもどかしくもありますが、大人になって忘れてしまったまっすぐな気持ちを思い出させてくれますよ。ぜひ観てみてください！
『好きっていいなよ。』
2014年12月3日ブルーレイ＆DVDリリース（レンタル同時）
監督・脚本：日向朝子
出演：川口春奈／福士蒼汰／市川知宏／足立梨花／永瀬匡／西崎莉麻／山本涼介／八木アリサ
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橘めいはあるできごとがきっかけで、友達も彼氏もなく一人で過ごすようになっていた。ある日、そんなめいをからかう男子に一撃をくらわせたつもりが、誤って学校一のモテ男、黒沢大和にケガをさせてしまう。だが意外にも大和はめいを気に入り、ひょんなことがきっかけで2人は急接近する。初めのうちは大和のことを警戒していためいだったが、押しが強くまっすぐに自分に好意をぶつけてくる大和をだんだんと好きになっていく。
©葉月かなえ／講談社 ©2014「好きっていいなよ。」製作委員会
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2014.11.15 event
