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『グッド・ストライプス』 2015年12月24日DVDリリース 公式サイト 作品詳細 映画批評 |
『海のふた』 2015年12月24日DVDリリース 公式サイト 作品詳細 映画批評 |
★2015年12月5日部活実施/TSトーキョー社内にて鑑賞会&座談会
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今回は、菊池亜希子&中島歩主演、マンネリカップルの妊娠発覚から結婚までを描いたラブストーリー『グッド・ストライプス』と、同じく菊池亜希子主演、都会から地元に戻りかき氷屋さんを始める主人公のひと夏の物語を描いた『海のふた』を鑑賞。どちらも女性の人生における岐路を描いた作品ですが、今回は大きな決断をするときの皆さんが基準にしていることについて聞いてみました!
※一部、ネタバレする箇所があります。
『グッド・ストライプス』より |
マイソン:2作とも女性が、人生における大きな転機が描かれた作品でしたが、皆さんはご自分が人生の分岐点に立ったときに、いつも基準にしていることはありますか?
Aさん:私は誰かのためにではなく、常に自分がどうしたいのかを基準に決断をするようにしています。もし誰かのためにと思って決断した場合でも、結局は自分が納得するためなので、まずは自分がどうしたいのかを考えて、それから周りが納得してくれるか、不幸にしないかなど、考えて選択しています。
Bさん:私は昔、勉強や進学を親のためだと思っていて、ほかのことでも常にどうすれば親が喜ぶのかを優先して考えていました。でも子どもが生まれてから、私が幸せだったら子ども達も幸せなんだということがわかって、それからは肩の力が抜けて自分の好きなことを自由にするようになりました。
マイソン:子どもができると、子どものためを思って行動するようになるとはよく聞きますが、逆のパターンはすごく新鮮な意見ですね。
Cさん:地元にいた頃は、親に大体のことを決められていたので、自分で何かを決めるということはしたことがありませんでしたが、結婚することになって自分で決めるべきことが増えてから、初めて自分はどうしたいのかを考えるようになりました。でも未だに、相手が喜ぶかとか、どう思うかを優先して考えてしまうので、良くも悪くも自分より他人と思いがちです。
マイソン:『グッド・ストライプス』の緑(菊池亜希子)と真生(中島歩)は真逆のタイプでしたが、観ていていかがでしたか?
Cさん:2人は結婚して大丈夫かなって思いました(笑)。でも最後には変わっていったので良かったです。どちらかというと『海のふた』のオサム(小林ユウキチ)に共感できました。彼は他人を優先して見守るタイプだったのが好印象でした。
『海のふた』より |
Dさん:今は自分の責任の範囲内で好きなことをやっていますが、やっぱり親の価値観で育てられているから、自分では意識していなくてもそれがすごく根付いていると感じます。子育てが始まってからは特に感じました。独身のときは、親から「女の子なら結婚するまで、一つの会社で続けないとダメよ」と言われていたので、自分のなかで転職することにすごく抵抗がありました。でも、結婚して仕事を辞めて、子どもができたときに初めて「これは自分のなかで根付いている母の価値観であって、自分の価値観ではない」ということに気が付きました。やはり結婚、出産を機に、一度社会から離れたことで、自分を客観的に観られたように思います。
Eさん:体が弱い母だったので、私は小さい頃から親に心配をかけない良い子でいようと、すごく気を遣って生きてきました。結婚をして、子どもができてからも、常に家族のことを気にかけていて、自分の好きなことをすることに抵抗がありました。でも子どもが大きくなって「何でそんなに気を遣っているの?好きなことをやれば良いじゃん」と言われたことで、私の罪悪感がなくなり、今は自由に好きなことをするようになりました。なので私の場合は、常に周りの影響があって決断しているように思います。
Fさん:私は自分が納得しないと決められないタイプです。でも自分のやりたいことを親に話したときに、納得したと口先で言ってくれても、顔が納得していない表情をしていたら嫌で、お互いが納得できるようにしたいと思っています。今転職を考えているのですが、皆さんの話を聞いていたら、あまり考え過ぎずに行動した方が良いのかもって思いました。
マイソン:この2作で、皆さんは誰に一番共感しましたか?
『グッド・ストライプス』より |
Bさん:私は『グッド・ストライプス』の真生です。私自身、何でも我慢してしまう性格なので、真生が人に何か言われて本当はちょっと違うと思っていても、我慢して「良いよ」と言ってしまうところが、やるせないなと思いました。緑に床をびしょびしょにされても、「綺麗にしといてね」としか言えない感じとか、共感できるからこそイライラしました(笑)。
Gさん:私は緑ですね。明るいし、気を遣うべきところは気を遣うし、一番まともなのかなって思いました。真生のはっきりしない感じには、かなりイラッとしましたが(笑)、そんな彼でも緑は受け入れていて、潔くて良いなって思いました。
マイソン:緑は気の遣い方は不器用でしたけど、一番本心を素直に言っていましたよね。
Aさん:私は緑と真生に振り回される周りの人達に共感しました。緑が友達と、ライブのことでぶつかったときに、友達が「誘っても具合が悪いって言われるし、毎回誘わないといけないの?」と言っていましたが、もし同じ状況だったら私も同じように反応してしまうと思います。
Hさん:私は『海のふた』のまり(菊池亜希子)です。自分の好きなものにこだわって、丁寧に何かを作り上げていくことはすごく理想的なので、まりの生き方にすごく共感できました。
『海のふた』より |
Iさん:私もまりです。若いし背負うものもないし、失敗するってわかっていても、おもいきり良くお店を始めたことが好印象でした。何かやりたいことがあれば、彼女のようにぜひやってみるべきだと思います。
Dさん:私はオサムに共感しながら観ました。まりが帰ってきてお店を始めると聞いたときから、オサムはちょっと冷めた反応をしていましたが、それは地元の活気がなくなっている様子や、まりの実家の経済状況もなんとなく知っているからなのかなって思いました。でも敢えて、それを口に出さずに見守っていたオサムが偉いなって思いました。
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2015年12月24日DVDリリース(レンタル同時)
※右記のジャケットはセル用です
監督・脚本:岨手由貴子
出演:菊池亜希子/中島歩/臼田あさ美/井端珠里/相楽樹/山本裕子/中村優子/杏子/うじきつよし
バンダイビジュアル
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
中島歩&西ヶ谷プロデューサーインタビュー
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自由奔放でマイペースな緑と、優柔不断なおぼっちゃまの真生は、交際4年目のマンネリカップル。そんな2人がお互いに別れようかと考えていた矢先に、緑の妊娠が発覚し、結婚することに。一緒に住み始めればケンカし、お互いの家族や友人達との対面も渋々の2人。しかし、それまで知ることがなかったお互いのルーツや一面を知ることで、お互いに対する考えも変わり始め…。
©2015「グッド・ストライプス」製作委員会
2015年12月24日DVDリリース(レンタル同時)
※右記のジャケットはセル用です
監督:豊島圭介
出演:菊池亜希子/三根梓/小林ユウキチ/天衣織女/鈴木慶一
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東京で舞台美術の仕事をしていたまりは、ふるさとの西伊豆の小さな町で、かき氷屋を営み生きていくことを決意し帰郷。すぐに物件を探し、改装し、開店準備を進める。そんなとき母から、友人の娘はじめの面倒を見てくれと頼まれる。まりは、はじめとだんだんと打ち解け、お店も手伝ってもらう。将来のことをそれぞれ考える二人は、日々の触れあいのなかで現実にぶつかりながらも、少しずつ希望を見出していく。
©2015 よしもとばなな/『海のふた』製作委員会
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