2013年2月8日より全国公開
ファントム・フィルム
公式サイト
『ロイヤル・テネンバウムズ』のウェス・アンダーソン監督作。期待通り、とってもかわいくてシュールで独特な世界観が楽しめました。物語の舞台が1965年なので、小道具や衣装、主人公の少女スージーのメイクはレトロな雰囲気が活かされ、とてもキュートです。映画資料の監督自身の話では、個人的に監督がノスタルジア自体に興味があるわけではなかったけれど、今作では偶然60年代が舞台になったようで、なんとなくノーマン・ロックウェル(1894-1978/アメリカの画家でイラストレーター。一般庶民の生活をモデルにした軽いタッチの作品が多い)が描くアメリカをイメージしたとのこと。監督にとってこの時代はみんながイノセントだった最後の時代という印象があったようです。なるほど、そう考えて観てみると、主人公たち自身がピュアということだけでなく、この時代に生きる他のキャラクターも含めてピュアさが描かれている点に納得です。 |
子ども同士のとてもかわいらしい恋の物語なので、デートで観るのにオススメです。12歳の少年少女の恋というには少し背伸びをしたシーンもあるので、日本の12歳が同じことをやっていたらちょっとビックリしますが、大人のカップルならばウブな初心に戻れて良いのではないでしょうか。女子が好みそうな世界観というだけでなく、アート好きな男子でも楽しめると思うので、オシャレな気分で楽しみたい日のデートにオススメです。 |
関連記事:
■TJE Selection イイ男セレクション/エドワード・ノートン
■TJE Selection イイ男セレクション/ビル・マーレイ
© 2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.
2013.1.30 TEXT by Myson