映画業界人インタビューVol.4 株式会社TSUTAYA 映像レンタル 邦画MD 宮田武雄さん【後編】
Category : 映画業界人インタビュー , ブルーレイ/DVD , 大学生・専門学校生
学生という敏感な時期にたくさんのものに触れて欲しい
おこめとパン:学生の頃にやっていて、今お仕事で役に立っていること、学生のうちにやっておいたほうが良いことはありますか?
宮田さん:たぶん、学生の最大の強みは“時間”だと思います。映画でも音楽でも良いんですけど、本当に自分が好きなことに時間を使って没頭できる時期だと思います。映画館に通い詰めても良いでしょうし、TSUTAYAでレンタルして映画を観まくるのも良いでしょうし。僕自身も学生時代からずっとある程度映画を観てきたストックをちょいちょい仕事に活かしている部分があります。だから学生の時期にたくさん映画を観てインプットしておくのは、絶対にやっておいたほうが良いと思います。あと、学生の頃って、やっぱり感受性も豊かなので「学生の頃にこの映画を観ていたら、今よりもっと衝撃を受けていただろうな」と思うことがあります。そういう作品を今の若い人達にぜひ観て欲しいなと思うので、敏感な時期にたくさんいろんなものに触れると良いと思います。
局長:TSUTAYAさんのお仕事では、旧作もすごく大事ですよね。
宮田さん:大事ですね。店頭に並んでいる作品量が膨大じゃないですか。お店のデータを見ると、昔の作品なのにずっと借りられているのもあれば、もう世間から忘れ去られちゃって、店頭からも無くなっちゃうような作品もあるんです。その違いって何なんだろうって考えていくのも、この仕事ですごくおもしろい部分です。
おこめとパン:ご自身が一番好きな映画、ベスト1は何ですか?
宮田さん:本当に難しい…。考え過ぎると答えが出ないので、条件反射的にパッと思い付いたものでいうと、『トレインスポッティング』が一番好きですね。
おこめとパン:お〜〜!
宮田さん:中学3年生くらいの時に友達に勧められて観たんですけど、映画を観た後で初めて原作小説やサントラに手を伸ばした作品です。原作も読んでみて、この本を映画化したダニー・ボイル監督の才能に衝撃を受けました。サントラも今でもよく聴いています。
おこめとパン:あと、最後にあまりモチベーションが上がらない作品に対してどう対処してらっしゃるのか、教えてください。
宮田さん:例えば先ほど『トレインスポッティング』が好きと言いましたが、これは誰かにとっての『トレインスポッティング』なんだと思ってやっています。どの作品にも良い部分があるのでその特長がより出るように心がけています。
おこめとパン:なるほど。ありがとうございました!
今回の記事担当:おこめとパン
【取材しての感想】
学生の中でも、「やりたいことが見つからない」と嘆く声をよく耳にします。たとえそうであっても、”やりたいこと”へのきっかけを選ぶのではなく、まず行動した結果として見つけられるのかも…と思いました。行動を起こして自分を理解する。その大切さを噛みしめるインタビューでした。宮田さん、ありがとうございました!!
P.S.宮田さんのお好きな、鯵のお寿司をモチーフにしたイラスト、描かせていただきました。
取材日:2018年5月16日
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