クリスマスカウントダウン・アドベント映画レンダーVol.5『フォー・クリスマス』

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映画『フォー・クリスマス』リース・ウィザースプーン/ヴィンス・ヴォーン

クリスマスカウントダウン・アドベント映画レンダーVol.5『フォー・クリスマス』

こんにちは。
学生映画宣伝局のエージェント兼2代目秘書、おこめとパンです。

本格的に空気が冷え、そろそろクリスマスが近づいてきました。
今回は、ある家族“たち”のクリスマスをみなさんにご紹介します。

4つの家族  “で”  過ごすクリスマス映画、

『フォー・クリスマス』

 

本作は、クスッと笑ってしまう要素がたくさん詰まったコメディです。
画面の端までクリスマス気分が漂う明るさですが、大人になる学生に気づきを教えてくれる作品でもあると思います。

 

主人公であるケイトとブラッドは、
「結婚なんて地獄!子どもなんていらない!」
「好きだから一緒にいる、それだけで良い」 
というカップル。
そんな彼らのクリスマスは、家族と過ごすのではなく自分たちのバカンスとしてエンジョイすること。
今年も家族にウソをついて2人だけのクリスマス!
…と思っていたら、ひょんなことからウソがばれてしまい、“4つの家族”を順番に訪問することに。

 

“4つの家族”とは、ケイトとブラッドどちらの両親も離婚しているため。

この両親たち4人のキャラクターが本当に濃いです!
関係のない私たちは笑い飛ばせるけれど、彼ら2人の「結婚なんて地獄!子どもなんていらない!」という価値観に大きく影響しています。

口を開けばケンカをしていた両親たちを反面教師に、「自分たちはそうならないように」を合言葉のように掲げているのです。

さらに2人は、様々な理由から自分の過去や家族を遠ざけてきました。
そして、それをお互い深くは知らないということにこの訪問で気づいていきます。
一見すれば分かり合って最善策を選んだカップルだけれど、少しずつ現実が見えてくるのです。

本作はもちろん楽しいコメディですが、家族でいると忘れてしまいがちな、 “家族としての役割を果たす存在”ではなくて、“一人の人間として生きる姿”があることを思い出させてくれます。

まだ両親に守られることの多い学生にとって、現在にも、そして将来にも大切な価値観になると思います。

家族のことにフタをして、2人だけの世界にいるブラッドとケイト。
そんな彼らにはどんな変化が起こるのか?
そして、彼らの追い求めていた関係性は、本当に素晴らしいものなのか?

 

これからいろんな経験をして、たくさんの人と関わっていく学生の皆さん。
クリスマスのムードを楽しみながら、“誰かと一緒にいること”についてじわじわ考えてみてください。

ただ、マイルドな大人の会話が飛び交うので注意(笑)!

 

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