映画はまだまだ愛される存在でいられる“TOHOシネマズ学生映画祭”
皆さん、こんにちは。今回は局長による投稿です。2019年3月29日、第13回TOHOシネマズ学生映画祭にお邪魔してきました。もう13回を迎える映画祭とあって、過去の受賞者には2018年夏に全国で劇場公開された『ペンギン・ハイウェイ』の監督、石田祐康氏の名前もあったり、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督をはじめ、映画業界の名だたる方々が審査員を務めていたり、映画界を目指す学生達にとって、とても重みのある映画祭だということがうかがえます。
実は今回初めてこの映画祭にお邪魔させて頂いたのですが、たくさんの応募作品の中から選ばれただけあって、クオリティの高さに驚きました。でも同時に学生らしさもちゃんとあって、学生である今しか撮れない作品が集まっているという印象でした。大人目線で観賞すると、そういう部分もとても新鮮で、世代を問わず楽しめるイベントですね。
劇中では良い味を出している俳優さんもいて、ここには映画監督になりたい人もいれば、照明さん、音響さんを目指す人、俳優になりたい人もいて、それぞれに夢があるんだろうなとしみじみ。
今の時代は映像を撮れる環境や道具、仲間を見つける手段など、あらゆる点で恵まれているし、いろいろなメディアで国内外問わずいろいろな作品を観ることができるし、発信することもできる。同時にそれだけライバルのレベルも高くなっていくので、生き残るのは昔よりも難しいのかも知れませんが、会場にいた学生達のとても活き活きとした表情を観ていると、まだまだ映画業界は希望があるなと実感しました。
若者の映画離れが囁かれていますが、ここにきたらそんな不安は吹っ飛びます。映画を好きになってもらうためにできることって何だろうといつも考えますが、こうやって映画に熱い思いを持つ人達の日々の努力が、ジワジワと一人ひとりの心を動かし、それが広まっていくのだと信じています。
受賞された方、出品された方、そして映画祭スタッフの学生達にも大きな拍手を贈りたい。映画を作る人がいて、それを支える人がいてこそ、観客に伝わっていく…。あの会場にいたすべての方の存在価値はとてつもなく大きいと感じました。
大きな可能性を秘めた学生達が集まる映画祭。彼らの未来が本当に楽しみです。
第13回TOHOシネマズ学生映画祭
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