REVIEW
原作のゲームに詳しくないとしても一度でもゲームをやったことがある方なら、本作を観れば懐かしさを感じられるでしょう。こんなに多くのキャラクターがいたんだなとわかると同時に、どのキャラクターも個性的で、改めてゲームの人気の高さに納得します。

次々とキャラクターが出てくる度に「いた、いた、このキャラクター!」と嬉しくなると同時に、やっぱりそれぞれの格闘シーンが観たくなります。とはいえ、映画の尺やストーリーの構成からして、トーナメント的に全員を戦わせるのは得策とはいえません。本作はそこをうまく構成して、シチュエーションを変えながらも各キャラクターの格闘シーンを披露しています。

ゲームは映画に近い構造なので映画化しやすい面がありつつ、逆に近いからこその難しさがあるだろうという印象があります。また、ロールプレイ型ならストーリー展開はもともと組み込まれている一方、対戦格闘ゲームという点で“ストリートファイター”は映画化が一層難しいはずです。けれど本作は、アクションの迫力、スピード感はもちろん、キャラクターの特性を生かしたストーリーとなっていて、観る前の懸念を払拭してくれます。

ゲーム画面では格闘シーンの痛々しさは緩和されるものの、本作では生々しく描かれており刺激的です。同時にユーモアもたっぷり効いているので、メリハリがついています。特にジェイソン・モモアが演じるブランカが良い味を出しています。ベガ(デヴィッド・ダストマルチャン)の部屋の肖像もどこか滑稽でツッコミを入れたくなりました(笑)。

本作はゲームの世界を大画面で観る贅沢さもあります。続編を予感させるラストだったので、続きが観られることを祈ります。
デート向き映画判定

知名度抜群のゲームが原作で、ストーリーもシンプルでわかりやすいので、気楽に誘いやすいのではないでしょうか。一度もゲームをやってことがなくても問題なく楽しめます。でも、やっぱり本作を観るとゲームをやってみたくなるので、ゲームができる環境があるなら、次のデートではゲームで盛り上がるのも良いでしょう。
キッズ&ティーン向き映画判定

カプコンのウェブサイトを覗いてみると、原作のゲーム“ストリートファイター”の1作目は「1987年8月30日稼働」、「当時では主人公リュウを操作して、各国のファイター達と戦うシンプルなゲームだった。しかし、その後に引き継がれる必殺技などが登場」とあります。本作の舞台は1993年となっているので、1993年6月12日に発売された“ストリートファイターII’ CHAMPION EDITION”がベースになっていそうですが、その後もシリーズが続いています。本作を観る前、観た後に、ゲームの歴史と照らし合わせるのもおもしろそうです。

『ストリートファイター/ザ・ムービー』
2026年10月16日より全国公開
東和ピクチャーズ、東宝
公式サイト
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TEXT by Myson
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