REVIEW

オブセッション 災愛【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ

REVIEW

これはやばい(笑)。いろいろな意味で怖過ぎて、笑っちゃうおもしろさです。監督を務めたのは、1999年生まれの若き新鋭カリー・バーカー。本作はバーカー監督の長編デビュー作です。映画公式サイトによると、バーカー監督は「YouTube発のホラー/コメディで注目を集めた新世代のクリエイター」で、本作ではブラムハウスと組み、今後はA24による作品への参加も決まっているそうです。

そして、本作は全米で「製作費100万ドル未満の低予算映画として、今世紀最高の興行収入を達成」しており、オープニング3日間で1700万ドルを突破。公開1週目は『Michael/マイケル』『プラダを着た悪魔2』に次いで第3位、2週目は『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』に次ぐ2位に上昇し、超大作と互角のヒットを飛ばしたといいます。本編を観れば、この結果にも納得です。

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン

主人公は、片思い中の青年ベア(マイケル・ジョンストン)です。ベアは、ニッキー(インディ・ナヴァレッテ)に思いを寄せながらもなかなか告白ができません。ここぞというチャンスも逃してしまったベアは、たまたま持っていた、おまじない用のおもちゃ“ワン・ウィッシュ・ウィロー”を使います。そして、願いが叶い、ニッキーと恋愛関係になったものの、想定外の事態に追い込まれていきます。

このストーリーのおもしろさは、おまじないの効き目はもちろん、そのカラクリにあります。このカラクリが招くカオスな状況によって、ベアやニッキー、周囲の人々がどえらい状況に陥っていきます。「そんなアホな」の連続でカオスを極める一方で、おまじないのルールは徹底されていて、“上手な結末”を迎えます。

映画『オブセッション 災愛』インディ・ナヴァレッテ

特に素晴らしいのは、ニッキー役のインディ・ナヴァレッテです。彼女の演技力がなければ、この怖さとおもしろさは成立しません。見事な演技を披露した彼女の今後の活躍にも期待が膨らみます。
本作はホラーとして楽しめるのはもちろんのこと、恋愛観に物申すストーリーとしても、相当におもしろいので、楽して恋愛を成就させようと考えている皆さんは必ず観てください(笑)。

デート向き映画判定

映画『オブセッション 災愛』インディ・ナヴァレッテ

自分達に紐づけて観てしまう部分も出てくるのかもしれませんが、自分達は揺るぎない絆で結ばれているカップルという自負があるなら、心に余裕を持って笑いながら観られるでしょう。笑えなかったら、今の関係を見直すほうが良いかもしれないですね…。なんつって〜(笑)。いずれにしても、とんでもない領域まで突き進んでいくので、ホラーのユーモアが通じる方なら誘うのもアリでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン

高校生、大学生は主人公と同じ年頃なので、恋愛による気持ちの浮き沈みなど、近い感覚で観られると思います。大人からすると「そんな方法で恋愛が成就しても幸せにはなれん」と思ってしまうものの、痛い目に遭わないと実感が湧かないですよね。本作を観ると、痛過ぎる疑似体験ができるので、恋愛観に良い刺激となる部分もありそうです。

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ

『オブセッション 災愛』
2026年7月17日より全国公開
R-15+
パルコ、ユニバーサル映画
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2026 Focus Features LLC.

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年7月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『わたしの知らない子どもたち』小八重葵美/二階堂ふみ わたしの知らない子どもたち【レビュー】

戦後の厳しい時代を生き抜く子ども達の姿を描く本作は、広島に生まれた西川美和監督によって作られました…

映画『君の話』北村匠海/出口夏希 『君の話』キャスト&監督登壇!完成披露試写会20名様ご招待

『君の話』キャスト&監督登壇!完成披露試写会20名様ご招待

映画『さとこはいつも』石田ひかり 石田ひかり【ギャラリー/出演作一覧】

1972年5月25日生まれ。東京都出身。

映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也 mentor【レビュー】

メンターとは、指導者、師匠のような存在を指します。でも、𠮷田恵輔監督作となると、字義通りのメンターの話なのかどうか、というより、そのまま描くはずはない、と勘ぐってしまう方もいるでしょう(笑)…

映画『八つ墓村』堀田真由 堀田真由【ギャラリー/出演作一覧】

1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森) 『進行曲 マーチングボーイズ』ムビチケ前売券(カード) 3名様ご招待

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムビチケ前売券(カード) 3名様ご招待

映画『DIGGER/ディガー』来日記者会見、トム・クルーズ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 脚本を執筆中に想像上の出来事が現実となり私達を追い越していく恐ろしさを感じた『DIGGER/ディガー』トム・クルーズ&アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督来日記者会見

映画『DIGGER/ディガー』の公開を目前に来日記者会見が開催され、主演のトム・クルーズとアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が登壇しました。

映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス バイオハザード【レビュー】

監督を務めたのは、『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)を手掛けたザック・クレッガー…

映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず 汝、星のごとく【レビュー】

凪良ゆうの同名ベストセラーを原作とする本作は、横浜流星の熱い想いが企画の発端だったといいます…

映画『ダビデ ~王になった少年~』 『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

映画『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『わたしの知らない子どもたち』小八重葵美/二階堂ふみ
  2. 映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也
  3. 映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス
  4. 映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず
  5. Netflixシリーズ『ダウンタイム』松岡茉優/仲里依紗

PRESENT

  1. 映画『君の話』北村匠海/出口夏希
  2. 映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森)
  3. 映画『ダビデ ~王になった少年~』
PAGE TOP