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映画に隠された恋愛哲学とヒント集81:恋愛は長く続けば幸せなのか

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映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン

ネタバレ注意!

「この人こそ運命の相手だ」と感じた人と恋愛が成就すれば、この上ない幸せが得られるだろうと考えるのは当然です。そして、恋愛が成就した時、誰もがその関係が長く続くことを願うでしょう。でも、私達は恋愛だけをして生きているわけではありません。生活があります。だから、“幸せ”な恋愛関係を持続させるのは想像以上に難しいのかもしれません。そこで今回は、『オブセッション 災愛』と『サヨナラの引力』を例に、恋愛関係は長く続いたほうが幸せなのかを考えます。

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ

『オブセッション 災愛』と『サヨナラの引力』は、両作とも親友と呼べる仲の男女が主人公です。だから、恋愛関係を抜きにしてもお互いに大切な相手といえます。同時に、親友だからこそ失いたくない気持ちが恋愛関係への発展を踏みとどまらせます。

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン

『オブセッション 災愛』の場合は、ずっとニッキー(インディ・ナヴァレッテ)に思いを寄せていたベア(マイケル・ジョンストン)が良からぬ方法で恋愛を成就させてしまいます。その時点で、2人の関係は健全とはいえません。交際初期の喜びも束の間、ベアは“死ぬまで終わらない”関係をどう終わらせるかに悩まされます。

映画『オブセッション 災愛』インディ・ナヴァレッテ

『オブセッション 災愛』はホラー映画として強烈な描写になっているものの、愛ではなく執着によって断ち切れない関係という意味では現実にもあてはめて観られる部分があります。愛だと錯覚している可能性も含め、相手が自分の何かを埋める存在である場合に、依存を絶ちきれない人はいるでしょう。ただ、愛ではなく依存や執着である時点で重くて辛い関係になります。そんな関係が一生続く状況が幸せなのかは疑問です。

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン

一方、『サヨナラの引力』の主人公、ウノ(ク・ギョファン)とジョンウォン(ムン・ガヨン)は、ある意味、運命の相手として映ります。2人はお互いを大切に思うからこそ、なかなか恋愛関係に発展しないし、関係が発展してからも慎重さがみえます。

映画『サヨナラの引力』ムン・ガヨン

ウノとジョンウォンはまだ大学生で、将来について希望もあれば不安もあります。生きていかなければいけない、という現実を見据えた時に、相手の未来、自分の未来、2人の未来を考える姿勢はとても誠実です。

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン

『オブセッション 災愛』と『サヨナラの引力』は、全く異なるジャンルのストーリーでありながら、物理的に一緒にいる意味を問うています。本当に愛があるなら、相手が不幸になる選択を避ける、相思相愛の場合は自分が不幸になれば相手も不幸になると考えるのが自然ではないでしょうか。この2作はそんなことを考えるきっかけをくれます。

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ

『オブセッション 災愛』
2026年7月17日より全国公開
R-15+
パルコ、ユニバーサル映画
公式サイト
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

© 2026 Focus Features LLC.

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン

『サヨナラの引力』
2026年7月3日より全国公開
日活、KDDI
公式サイト
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

© 2025 KC VENTURES CO., LTD AND K WAVE MEDIA LTD ALL RIGHTS RESERVED.

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TEXT by Myson

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