REVIEW

離ればなれになっても【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『離ればなれになっても』ミカエラ・ラマツォッティ

『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督が手掛けた男女4人の愛と人生の物語。主人公は、自由を求めて生きるジェンマ(ミカエラ・ラマツォッティ)と、彼女にそれぞれ異なる形の愛を捧げるジュリオ(ピエルフランチェスコ・ファビーノ)、パオロ(キム・ロッシ・スチュアート)、リカルド(クラウディオ・サンタマリア)の4人です。本作には、16歳で彼らが出会ってから、その後の40年間が綴られています。
若かりし頃の4人の友情や恋愛はまさに青春で、大人目線だと懐かしく感じます。40年の間で、4人は仲の良い時もあれば、すれ違ってしまう時もあり、関係が複雑に交錯し、それぞれの人生が変化していく姿は、とてもリアルで感情を揺さぶられます。そして、結婚や仕事など、それぞれが大人として人生を歩む姿も映し出されています。特にジェンマとパオロの恋愛関係がいびつに変化していく様子や、一見順風満帆なジュリオの生活に思わぬところでヒビが入ってしまう展開は、現実でもあり得そうで複雑な気持ちになります。4人の人生を観ていると、本当に人生には紆余曲折あり、それぞれに良い時も悪い時もあることがわかります。そんな彼らの姿を観て、自分の人生を振り返るきっかけになると思います。
人生はとても複雑だけどやっぱり美しいなと感じさせてくれる作品で、観る人の立場や環境によって感情移入できるキャラクターが変わる気がします。古い友人と観て、鑑賞後に思い出話をするのもオススメです。

デート向き映画判定
映画『離ればなれになっても』ミカエラ・ラマツォッティ/キム・ロッシ・スチュアート

本作では、主人公4人の若かりし頃の恋愛から大人の恋愛も観ることができるので、参考になる部分が多くあると思います。それぞれのキャラクターの恋愛模様を観て、ご自身の恋愛と重ねてみるのも良いと思います。また、4人それぞれの40年間の物語が描かれているので、結婚を考えているカップルなら、将来を考えるきっかけにもなりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『離ればなれになっても』

皆さんが本作を観てどんな感情になるのか気になります。主人公達が10代の時は共感しながら観つつ、その後大人になってからの展開は自分の将来を想像しながら観てみてください。あまり理解できない部分があったとしたら、大人になってからまた観直すと共感できたり、新しい発見があるかもしれません。

映画『離ればなれになっても』ミカエラ・ラマツォッティ

『離ればなれになっても』
2022年12月30日より全国公開
ギャガ
公式サイト

© 2020 Lotus Production s.r.l. – 3 Marys Entertainment

TEXT by Shamy

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 映画に隠された恋愛哲学とヒント集80:おしどり夫婦こそ油断禁物!夫婦関係の壊れ方

どんなに仲が良く、相性の良さそうな2人でも、夫婦関係が壊れていく理由がわかる3作品を取り上げます。

映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン マルドロール/腐敗【レビュー】

国民を守るためにあるはずの組織が腐敗し機能不全となった様を描いた本作は、ベルギーで起き、1996年に発覚したマルク・デュトルー事件を基に…

映画『消滅世界』蒔田彩珠 消滅世界【レビュー】

ジェンダー、セックスのどちらにおいてもこれまでの常識を覆す価値観が浸透した世界を描いた本作は、村田沙耶香著の同名小説を原作として…

映画『ナイトフラワー』森田望智 森田望智【ギャラリー/出演作一覧】

1996年9月13日生まれ。神奈川県出身。

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 佐藤さんと佐藤さん【レビュー】

同じ佐藤という苗字のサチ(岸井ゆきの)とタモツ(宮沢氷魚)は、セリフにも出てくるように「結婚しても離婚しても佐藤」です…

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大 兄を持ち運べるサイズに【レビュー】

原作は、村井理子が書いたノンフィクションエッセイ「兄の終い」…

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『見はらし世代』井川遥 井川遥【ギャラリー/出演作一覧】

1976年6月29日生まれ。東京都出身。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』 WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきた…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン
  2. 映画『消滅世界』蒔田彩珠
  3. 映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚
  4. 映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大
  5. 映画『WEAPONS/ウェポンズ』

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP