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ジェイラー【レビュー】

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映画『ジェイラー』ラジニカーント

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『ムトゥ 踊るマハラジャ』『ロボット』など多くのヒット作に出演してきたラジニカーントが本作で演じるのは、元警察官で妻と息子家族共に平穏に暮らすおじいちゃんのムトゥです。物語の冒頭では、孫と遊んだり、買い物に出かけるおじいちゃんの姿が描かれ、ほっこりします。しかし、ある日息子が行方不明になってしまい、ムトゥは独自に事件の捜査を始めます。

映画『ジェイラー』ラジニカーント

まずは、ラジニカーント主演作ということで、何か大暴れしてくれるに違いないと期待が高まるのではないでしょうか。その期待を裏切ることなく、本作では最強で最凶なおじいちゃん姿を披露しています。特に注目すべき点は、最凶の部分です。身体的な強さに限らず、ムトゥにどんな背景があるのか明かされる場面では、すべての辻褄が合い、思わず「さすがスーパースター!」と言いたくなります(笑)。また、敵との攻防戦や、行方不明になった息子との親子関係など、気になる要素が盛りだくさんなので、最後まで飽きることなく観られます。

映画『ジェイラー』ラジニカーント

ラジニカーントは現在74歳ということですが、現役バリバリで活躍する姿はやっぱりカッコ良いですね。今回はおじいちゃん役ということで、アクションシーンがありつつも、押さえるところは押さえて頭脳戦に持ち込む展開は上手くできていると感じます。ムトゥの手中で敵が踊らされる場面はクスッと笑えますし、そうかと思いきや実は…と大きく展開していく点も見どころです。エンタメ映画としてどんな方にもオススメの1作です。

デート向き映画判定

映画『ジェイラー』ラジニカーント/シヴァラージクマール

恋愛要素はほぼないので、ムードを盛り上げる効果はありません。でも、エンタメ映画として観られ、気まずくなる要素がない点ではどんなデートにも向いているのではないでしょうか。主人公の背景や、家族関係など、それぞれ予測しながら観て、鑑賞後に感想を共有すると、語り甲斐があるので会話が一層盛り上がりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ジェイラー』ラジニカーント

皆さんは主人公の孫と同じ視点で観られそうですが、冒頭のほのぼのとした様子から一気に物語が展開し、少々怖い場面も出てくるので、せめて中学生くらいになってから観ることをオススメします。また、家族の物語としての側面もあるので、主人公親子に注目しながら観ると、自分の家族関係を振り返るきっかけにもなると思います。

映画『ジェイラー』ラジニカーント

『ジェイラー』
2025年2月21日より全国公開
SPACEBOX
公式サイト

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© SUN Pictures

TEXT by Shamy

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1996年9月13日生まれ。神奈川県出身。

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