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いつか、いつも‥‥‥いつまでも。【レビュー】

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映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』高杉真宙/関水渚

診療所で働く医師の俊英(高杉真宙)は、憧れの人とそっくりな女性、亜子(関水渚)と偶然出会い、ひょんなことから同居生活を送ることになります。ただ、この2人だけで生活するのではなく、おじいちゃん(石橋蓮司)と家政婦のきよ(芹川藍)も一緒に同居するという点が本作のポイントとなっています。俊英と亜子はとても不器用で、観ていてもどかしい場面もあります。でも、そういった時にきちんと家族が見守って温かくサポートする様子は微笑ましくなります。そんなハートウォーミングな場面もあれば、意外と笑えるシーンもあり、特に叔母さん(水島かおり)が、周囲の空気などお構いなしに弾丸トークをする場面は爆笑必至です。
一見クールな俊英が、天真爛漫な亜子に振り回される様子も爽快で、この2人を演じた高杉真宙と関水渚の魅力も存分に感じられます。そして、石橋蓮司、水島かおり、芹川藍らも観客に安定感を与える演技を披露しています。恋愛やホームコメディ要素があり、老若男女問わず楽しめる作品です。魅力的なキャラクターが揃っているので、お気に入りを探しながら観てみてください。

デート向き映画判定
映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』高杉真宙/関水渚

デートで観るのもアリです。俊英と亜子は正反対の性格で、最初は合わなそうに見えます。でも、だんだんとお互いを理解して仲を深めていく様子にはキュンとします。詳細は控えますが、2人の間にはある障害があり、そこをどう乗り越えるのかも気になるポイントです。また、俊英の家族も登場するので、鑑賞後はお互いの家族について話すきっかけにもなりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』高杉真宙/関水渚/芹川藍/石橋蓮司

皆さんも純粋に楽しめる作品だと思います。悩みや問題を抱えている俊英と亜子が出会い、どんな関係を築いていくのか注目です。また、家族関係もテーマの1つになっているので、本作を観たらより自分の家族を大切にしたくなるのではないでしょうか。

映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』高杉真宙/関水渚/芹川藍/石橋蓮司

『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』
2022年10月14日より全国公開
バンダイナムコフィルムワークス
公式サイト

©2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会

TEXT by Shamy

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