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ラブ≠コメディ【レビュー】

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映画『ラブ≠コメディ』中島健人/長濱ねる

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キャッチコピーを見ずにタイトルだけを見ると、コテコテのラブコメなのかなと思いますよね。実は良い意味でその予想を裏切ってくれるストーリーです。だから、普段ラブコメを観ない方にも観て欲しいし、コテコテのラブコメのつもりで観るのもオススメです。実際に私はラブコメのつもりで観たからこそ、一層楽しめた気もします。

映画『ラブ≠コメディ』中島健人

キラキラのアイドルとして活躍しつつも、もうすぐ30歳という節目を前に、俳優として重厚な人間ドラマで勝負したい神崎麗司(中島健人)は、再びコテコテのラブコメで主演のオファーを受けます。そんな麗司の相手に選ばれたのは、同じくアイドルの南風美里(長濱ねる)。麗司は美里が片手間でドラマに出るのだと想像していたものの、美里は全身全霊で取り組みます。

映画『ラブ≠コメディ』長濱ねる

まず、劇中で出てくるドラマのタイトルがダサ過ぎてツボです。コテコテ過ぎて、逆にすごく観てみたくなります(笑)。そして、もともと王子キャラが確立している中島健人が役にハマり過ぎていて、観ながらニヤニヤしてしまいます。カッコいいのに笑わせる絶妙なバランスは、天性の才能なんでしょうね。王子キャラという部分もそうですが、俳優として葛藤する姿もどこか実際の彼に重ねて観てしまう部分があります。

映画『ラブ≠コメディ』中島健人/塩野瑛久

そして、何といっても本作は、ドラマや映画が大好きな人に観て欲しい内容なんです。ラブコメのファンはたくさんいるのに、ラブコメって何となく軽くみられる、というような風潮に異議を投げかける要素があります。ドラマ作りの背景にある権力構造も垣間見え、キャストはもちろん、さまざまな立場のスタッフが日々葛藤している様子が描かれています。

映画『ラブ≠コメディ』中島健人/長濱ねる

俳優のキャリアとして、自分が挑戦したい作品、自分が求められる作品の間で悩む姿も想像以上に生々しく映ります。そのなかで、光石研が演じるキャラクターが出てくるわけですが、改めて、光石研の演技力の高さに衝撃を受けました。このシーンのおかげで、演技力は作品のジャンルを問わないということが証明されています。
あと、本作で麗司が歌う曲は、中島健人が作詞、作曲をしていると知り、そんな才能もあったのかと驚きました。中島健人ファンはもちろん、ドラマや映画が好きな方、クリエイティブな仕事をしている方にも観て欲しい1作です。

デート向き映画判定

映画『ラブ≠コメディ』中島健人/長濱ねる

ラブストーリーの要素は意外にあっさりしているので、気まずくならない程度にロマンチックで、初デートや、友達以上恋人未満の2人でも観やすいのではないでしょうか。仕事に向き合う姿勢が異なる2人が一緒に作品を作り上げることで、良い化学反応を起こすストーリーです。ちょっと最近やる気が出ない、キャリアで頭打ちしているという状況なら、気分転換も兼ねて2人で観るのも良いでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ラブ≠コメディ』中島健人/板谷由夏/前野朋哉

キラキラしたエンタテインメントの世界の裏側を覗ける作品です。売れっ子芸能人で一見成功していても、こういう悩みがあるのだなと知ることができるでしょう。さまざまな役割を持った裏方のスタッフも登場するので、将来エンタテインメントの世界で働きたいと思っている方は、職場見学の感覚でも楽しめます。

映画『ラブ≠コメディ』中島健人/長濱ねる

『ラブ≠コメディ』
2026年7月3日より全国公開
ストームレーベルズ、ライブ・ビューイング・ジャパン
公式サイト

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TEXT by Myson

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