REVIEW

おいしくて泣くとき【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜/當真あみ

REVIEW

タイトルを聞いただけで泣いちゃいそうな作品だと予想できるので、逆に泣かないぞと身構えて観る方もいるかもしれません(笑)。でも、抗うのが難しいくらい、涙腺を刺激される作品です。

映画『おいしくて泣くとき』美村里江

幼い頃に母親を失った心也(長尾謙杜)と、人に言えない悩みを抱える夕花(當真あみ)は学校で同じクラスで、ひょんなことから一緒に課題をやることになります。何か通じ合うものを感じた2人は“ひま部”を結成し、放課後をともに過ごすようになります。そうして2人はお互いに居場所を見つけたものの、ある出来事によって離ればなれになってしまいます。

映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜/當真あみ

本作では、大人になった心也(ディーン・フジオカ)の日々を映した現在と、心也と夕花が高校1年生だった過去の二軸でストーリーが展開します。大人になった心也は夕花の所在を知らず、2人が離ればなれになった後に何が起きたのかが徐々に明かされていきます。

映画『おいしくて泣くとき』ディーン・フジオカ

その謎を知っていくおもしろさはもちろんありつつ、まだ若く、か弱い心也と夕花が、一緒に必死でその時を生き、未来に希望を見つけようともがく姿が何より胸に響きます。頭の片隅で、どういういきさつで「おいしくて泣く」ことになるのか想像しながら観る方も多いと思います。その意味を感じるシーンが何度も出てきて、溢れる愛に涙が止まりません。

映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜/當真あみ

辛いけれど、優しさに溢れたストーリーに本当に心が癒やされ、長尾謙杜、當真あみの高い演技力によって、余計にウルウルさせられます。安田顕が演じる心也の父もすごく魅力的なキャラクターで、心に残るセリフも複数出てきます。ぜひ多くの方に観てほしい1作です。

デート向き映画判定

映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜/當真あみ

お互いをとても大切にする心也と夕花の姿は、とても良いお手本になります。ただし、強い絆で結ばれている2人が主人公だからこそ、本命の相手と観て欲しいです。今のパートナーが本命ではない場合は、1人でじっくり観るか、仲の良い友達と観るほうが集中して鑑賞できるでしょう。涙腺が弱い方は、ハンカチやメイク直しのグッズを忘れないようにしてください。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜

皆さんは思春期の心也と夕花の心情を等身大で感じられるのではないでしょうか。内容は違っても、学校での悩みや家庭での悩みがあって、無力感や孤独感に苛まれる状況は誰もが一度は経験すると思います。友達と一緒に観て相談するきっかけにするのも良し、親子で普段話せないことを切り出すきっかけにするのも良さそうです。

映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜/當真あみ/安田顕/ディーン・フジオカ

『おいしくて泣くとき』
2025年4月4日より全国公開
松竹
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

TEXT by Myson


関連作

「おいしくて泣くとき」森沢明夫 著/角川春樹事務所
Amazonで書籍を購入する

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず 汝、星のごとく【レビュー】

凪良ゆうの同名ベストセラーを原作とする本作は、横浜流星の熱い想いが企画の発端だったといいます…

映画『ダビデ ~王になった少年~』 『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

映画『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

Netflixシリーズ『ダウンタイム』松岡茉優/仲里依紗 ダウンタイム【レビュー】

REVIEWダウンタイムという言葉をこのドラマで知りました。ダウンタイムとは、美容医療の施…

映画『時給三〇〇円の死神』西畑大吾/福本莉子 時給三〇〇円の死神【レビュー】

若者の心情に寄り添うストーリーなので、映画公式資料にあった「企画会議で若手スタッフが持ち込んだ一冊の同名小説との出会いから始まった」という記述を読み納得…

映画『八つ墓村』滝藤賢一 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年9月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年9月】のアクセスランキングを発表!

映画『DIGGER/ディガー』トム・クルーズ DIGGER/ディガー【レビュー】

かなり手の込んだ作品です。映画公式サイトによると、俳優人生45年のトム・クルーズ自身が「この役を演じられるようになるまで40年かかった」と語っており…

映画『世界で最後の愛しい娘!』チョ・ジョンソク/チェ・ユリ 『世界で最後の愛しい娘!』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『世界で最後の愛しい娘!』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『逃げろお嬢さん』井口理(King Gnu) 逃げろお嬢さん【レビュー】

『国宝』の原作者として知られる吉田修一の小説は、これまでも『悪人』『横道世之介』『さよなら渓谷』『怒り』など数多く映画化されてています。本作は、吉田修一の短編集「逃亡小説集」に収められている「逃げろお嬢さん」を映画化…

映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』川口春奈/高杉真宙 ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記【レビュー】

本作は、21歳の時にステージIVの大腸がんと宣告された遠藤和さんが遺した同名の手記が原作です…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず
  2. Netflixシリーズ『ダウンタイム』松岡茉優/仲里依紗
  3. 映画『時給三〇〇円の死神』西畑大吾/福本莉子
  4. 映画『八つ墓村』滝藤賢一
  5. 映画『DIGGER/ディガー』トム・クルーズ

PRESENT

  1. 映画『ダビデ ~王になった少年~』
  2. 映画『世界で最後の愛しい娘!』チョ・ジョンソク/チェ・ユリ
  3. 映画『RYUJI 竜二』柳楽優弥/萩原利久/JUNON(BE:FIRST)
PAGE TOP