REVIEW
ボスの座を争う話は数あれど、本作はどうしたらボスにならずに済むかというストーリーである点でとても現代的です。チョ・ウジン、チョン・ギョンホ、パク・ジファン、イ・ギュヒョン、イ・ソンミンと実力派が共演する本作は、2025年秋に韓国で公開され、244万人を動員する大ヒットを飛ばしました。

次のボスとして有望視されているスンテ(チョ・ウジン)は、ギャングから足を洗い第二の人生を歩みたがっています。別の候補であるガンピョ(チョン・ギョンホ)はボスの座に興味がなく、パノ(パク・ジファン)はボスになりたいのに人望がありません。そんなボスになりたくない2人と、ボスに選ばれない1人の思惑は、周囲の思惑と絡み合い、意外な展開に繋がっていきます。

裏社会を舞台にしているのでバイオレンスシーンはあるものの、基本的にはコメディなので、誰でも観やすいでしょう。劇中で描かれる韓国では、暴力団が幅を効かせられない世の中になっていて、銀行窓口でも脅しが利きません。ちなみに、銀行窓口のシーンは、行員の毅然とした態度が絶妙で笑えます。

とはいえ、スリリングなシーンもちゃんと入っていて、クライマックスはハラハラドキドキさせられます。本作を観ると、ボス争いも面倒ですが、ボスが決まらないのも面倒だなと感じます(笑)。結末を想像しながらお楽しみください。
デート向き映画判定

ボスになりたくないキャラクターのパートナー目線でも観られるストーリーです。もしも、自分のパートナーが本作のキャラクター達と同じように、他にやりたいことがあって、今いる組織で出世することを望んでいなかったら、皆さんならどう支えるか、気楽に想像しながら楽しんでください。
キッズ&ティーン向き映画判定

皆さんとは縁遠い組織とはいえ、最も抜けづらい組織の極端な例として観ると、どこかしら参考になる部分もあるかもしれません(笑)。義理と人情に厚いのは良いとして、自分の人生も大切にしたいと思うのは健全です。友達関係やサークル、部活などでも、前向きな選択として抜ける必要があるけれど、なかなか言い出せなくて困っている方は共感できるところがあるのではないでしょうか。

『BOSS/ボス』
2026年10月23日より全国公開
日活、KDDI
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2026年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。




























