REVIEW

リトル・ワンダーズ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『リトル・ワンダーズ』スカイラー・ピーターズ/フィービー・フェロ/ローレライ・モート/チャーリー・ストーバー

REVIEW

子ども達の日常はひょんなことから大冒険になる、というか、毎日が大冒険なのかもしれません。本作はファンタジックなシーンで始まり、シーンが切り替わると、アリス、ヘイゼル、ジョディの3人で構成される悪ガキグループ“不死身のワニ団”の悪事が映り、2つの全く違った世界観がどう繋がっていくのか、想像が掻き立てられます。

映画『リトル・ワンダーズ』

“不死身のワニ団”の3人は、ちょっとしたお使いを頼まれたのを機に、予想外の事態に巻き込まれていきます。というよりも、自ら飛び込んでいくといったほうが正しいですね。「そんな些細なことでそこまで!?」という点がまさに子どもらしく、“冒険中”のやり取りは、まるで小さな大人のように見えてホッコリします。すごく頭がキレるなと思えるシーンもあれば、大事なところで子ども全開だったり、ハラハラドキドキさせられます。
映像がノスタルジックに映る点は、16mmのコダックフィルムでの撮影が功を奏しています。子ども達の無邪気な姿を観て、童心を追体験してみてください。

デート向き映画判定

映画『リトル・ワンダーズ』リオ・ティプトン/チャールズ・ハルフォード

カップルで観て気まずくなるようなシーンはなく、ホッコリするシーンも豊富なので和やかな雰囲気で観られるでしょう。鑑賞後は、子どもの頃にどんな友達がいたかとか、どんな遊びをしていたかという話をしたくなるので、お互いをもっと知る機会にできるかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『リトル・ワンダーズ』スカイラー・ピーターズ

本作を観ていると、テレビゲームより、外でのハラハラドキドキする冒険のほうがよっぽど楽しそうに思えるものの、いつの時代も子どものうちはテレビゲームに夢中というのも現実ですよね。それでも本作を観ると、外で遊ぶのも楽しいかもと思えてくるかもしれません。万引きは絶対にダメですが、思いっきり遊べるのは子どものうちしかありません。本作のストーリーが良い刺激になればいいなと思います。

映画『リトル・ワンダーズ』スカイラー・ピーターズ/フィービー・フェロ/ローレライ・モート/チャーリー・ストーバー

『リトル・ワンダーズ』
2024年10月25日より全国公開
PG-12
クロックワークス
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© RILEY CAN YOU HEAR ME? LLC

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

映画『金髪』白鳥玉季さんインタビュー 『金髪』白鳥玉季さんインタビュー

今回は『金髪』で生徒の板緑役を演じた白鳥玉季さんにインタビューさせていただきました。“金髪デモ”を起こすキーパーソンである板緑を演じた感想や、撮影裏でのエピソードを直撃しました。

映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉 TOKYOタクシー【レビュー】

クリスチャン・カリオン監督『パリタクシー』を原作とした本作は、東京にある柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設までの道のりを舞台に、山田洋次監督が映画化…

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  2. 映画『果てしなきスカーレット』
  3. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  4. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉
  5. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮

PRESENT

  1. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  2. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP