REVIEW

Sin Clock【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『Sin Clock』窪塚洋介

会社をクビになり、離婚して息子とも離れて暮らす主人公の高木(窪塚洋介)は、タクシードライバーとして働き始めます。そんなある日、仕事仲間からある計画を持ち出された高木は再起を図るために計画に乗りますが、事態は思わぬ方向に向かっていきます。
窪塚洋介の単独主演作としては、なんと18年ぶりとなる本作を観て、やっぱり独特な雰囲気がある俳優さんだなと感じました。昔と変わらない魅力がありつつも、歳を重ねて出てきた渋さもあり、スクリーンに映る姿は画になります。“映画俳優”という雰囲気は健在で、彼が主人公を演じていることは作風に大きな影響をもたらしていると感じます。
本作はシンクロニシティが1つの鍵となっていて、伏線が回収されていくおもしろさもあります。最後にあっと驚く展開もあるので、登場人物のセリフや行動にも注意して観ると一層楽しめます。

デート向き映画判定
映画『Sin Clock』窪塚洋介/坂口涼太郎

暴力的、性的描写があるので、デートで観るにはあまり向かないでしょう。ギョエッとなるシーンもあり、あまり映画を観慣れていない方がどんな内容かを知らずに観るとビックリするかもしれません。映画好きカップルでお互いの好みがわかっているなら観てみてはどうでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『Sin Clock』窪塚洋介

大人向けの内容で、過激な描写もあります。また、さまざまな社会経験、人生経験を経てから観たほうが、主人公や周囲の人達の心情をリアルに想像して感情移入しやすいと思います。大きくなっていろいろな映画を観るようになったら、観てみてはいかがでしょうか。

映画『Sin Clock』窪塚洋介

『Sin Clock』
2023年2月10日より全国公開
PG-12
アスミック・エース
公式サイト

©2022映画「Sin Clock」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  2. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  3. 映画『果てしなきスカーレット』
  4. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  5. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉

PRESENT

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  3. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
PAGE TOP