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長安のライチ【レビュー】

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映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)/テレンス・ラウ(劉俊謙)

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『熱烈』で監督・脚本を務めたダーポン(大鵬/ダー・ポンと表記される場合もある)が、本作では監督、主演を兼務しています。そして、本作にはアンディ・ラウ(劉徳華)、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』で大ブレイクしたテレンス・ラウ(劉俊謙)も出演しています。

映画『長安のライチ』アンディ・ラウ(劉徳華)

物語の舞台は、唐の都、長安です。算学に優れ、下級官吏として働く李善徳(ダーポン)は、ある日、皇帝からの特別な任務を命じられます。それは、楊貴妃の誕生日を祝うため、遠方にある嶺南から生のライチを新鮮なまま取り寄せるという無理難題でした。役職の高い者達は不可能とわかっていて、李善徳をある意味生贄にしようと謀ったものの、李善徳は計算力で無理難題に応えようとします。

映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)

笑える感動作『熱烈』を手掛けたダーポンだけあって、本作は歴史ものであるにもかかわらず、挿入歌ではヒップホップの楽曲も使われていたり、軽快なテンションで作られています。宮廷のドロドロした“政治”がテーマになっているので緊張感はあるものの、クスッと笑えるシーンもあり、緩急が絶妙です。

映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)/ジュアン・ダーフェイ(庄達菲)

また、予想以上にアクションシーンも豊富です。そこで活躍するのは、テレンス・ラウです。言葉を上手く話せない謎の男を演じるテレンス・ラウは、ここぞというシーンで万能な身体能力を活かしたアクロバティックなアクションで観客を魅了します。そして、アンディ・ラウが演じる、李善徳の運命を握る右大臣、楊国忠は貫禄たっぷりです。

映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)

本作を観る方は恐らく、ライチを新鮮なまま無事に届けられるのかに集中して観ると思われるものの、本当に大切なメッセージはクライマックスに表れています。それは、国を治める者への一般庶民からの訴えを代弁するもので、時代や国を問わず共感できると思います。そうした点にも、ダーポンのストーリーテラーとしてのセンスを改めて感じる1作です。

デート向き映画判定

映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)

主人公の李善徳と妻、郑玉婷(ヤン・ミー 楊冪)の夫婦関係も素敵です。優秀だけれど、役人としては不器用にしか立ち回れない夫と、そんな夫を信じて支える郑玉婷は理想的な関係です。家庭と仕事の両立に苦労しているカップル、夫婦も、本作を一緒に観ると、少し客観的になれる部分がありそうです。そういう意味でもデートで観るのはアリでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)

李善徳は算学が得意で、あらゆる場面で算学の才能を活かします。算学の才能は、下された任務に使われるだけではなく、悪事を見抜く際にも発揮されるので、カッコイイ姿が観られるでしょう。皆さんも本作を観ると、算数、数学を得意になりたいなと、勉強のモチベーションが上がるかもしれません。

映画『長安のライチ』ダーポン(大鵬)/バイクー(白客)/ジュアン・ダーフェイ(庄達菲)/テレンス・ラウ(劉俊謙)/アンディ・ラウ(劉徳華)/ヤン・ミー(楊幂)/チャン・ユエン(常遠)

『長安のライチ』
2026年1月16日より全国順次公開
Stranger、面白映画
公式サイト

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TEXT by Myson

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