REVIEW

DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス

REVIEW

ジェニファー・ローレンスとロバート・パティンソンが共演する本作は、アリアナ・ハルウィッツ著「死んでよ、アモール」(原題「Die, My Love」)を原作としています。映画公式資料によると、マーティン・スコセッシが映画化権を獲得し、すぐにジェニファー・ローレンスに連絡したそうで、「これまでもスコセッシはローレンスに企画を持ちかけてきたが、『これは君がやるべきだ』と断言したのは本作が初めてだった」とのことです。本作でスコセッシとローレンスはプロデューサーを務めています。

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス/ロバート・パティンソン

監督を務めるのは、『少年は残酷な弓を射る』や。『ビューティフル・デイ』を撮ったリン・ラムジーです。ラムジー監督に声をかけたのは、ローレンスで、以下の背景があったようです。

ジェニファー・ローレンスはリン・ラムジーを「映画的な詩を生み出す唯一の監督」と評し、『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』に感銘を受けて以来、かねてより共作を望んでいた。すぐにオファーを送るも、ラムジーからの返答はすぐには届かなかった。原作を読み、自身のアプローチを見出すまでに時間が必要だったからだ。最終的にラムジーは、本作に向き合うためには自身のスタイルを貫く必要があると判断し、その条件を提示。。ローレンスがこれを受け入れたことで、企画は大きく前進する。(映画公式資料)

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス/ロバート・パティンソン

本作は、ジェニファー・ローレンスが演じるグレースと、ロバート・パティンソンが演じるジャクソンが、引っ越してきた田舎町の新居で野生的に愛し合うシーンから始まります。でも、子どもを授かった2人の様子は徐々に変化していきます。本作には、セックスレス、産後うつといった状況がみられるものの、それさえ解決すればよいという単純な話にはみえません。つかみどころのない苦悩が全体を覆っています。

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス/ニック・ノルティ

破滅的な状況に陥っていく2人を、ローレンスとパティンソンが見事に演じており、万国共通いつの時代にも起こっているであろう、夫婦の生々しい姿が映し出されています。ちなみに映画公式資料によると、ローレンスは撮影中第二子を妊娠中、パティンソンは子どもが生まれたばかりだったそうです。

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス

挿入歌とエンディングテーマの歌詞の内容がキャラクター達の心情を表す上でとても効いていて、観ているこちらの期待を煽ったり、絶望を予感させます。この辛辣なラブストーリーを観て、何を思うのかによって、自分自身の恋愛観に気づける部分もありそうです。

デート向き映画判定

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス/ロバート・パティンソン

カップルで観た場合に、鑑賞後にどういう表情になっているのか、第三者的にはとても気になるところです(笑)。お互いに、どうコメントするかを迷いそうな気もするし、その一言に恋愛観が漏れ出てしまった場合に、相性の良さを実感するか、2人の関係に終わりが見えてしまうのか、両方の可能性がありそうです。自分達が長く寄り添っていけるのか予想を立てたい方は、敢えてパートナーを誘ってみてはどうでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ロバート・パティンソン/シシー・スペイセク

恋愛経験のある大人にとっては、キャラクター達の言動の裏にある本心を想像させる内容です。一方で、キッズや恋愛未経験のティーンの皆さんにとって、特にグレースの態度は理解が困難な部分もあるでしょう。なので、少しでも恋愛を経験して、もう少し大人になってから観るほうが、感情移入できそうです。あと1点、PG-12となっているので大人が同伴なら小学生も観られるとはいえ、ヌードやラブシーンが出てくるので、親子で観るのは気まずいでしょう。

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス

『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』
2026年6月12日より全国公開
PG-12
クロックワークス
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2025 DIE MY LOVE, LLC.

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年6月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】あの映画がおもしろいと思う本当の理由『DIGGER/ディガー』『バイオハザード』『わたしの知らない子どもたち』など

今回もなるべくネタバレせずにお話していますが、何も知らずに観たい方は映画をご覧になってからお聞きく…

映画『クレイフェイス』トム・リス・ハリス クレイフェイス【レビュー】

DCコミックスのヴィランを主人公とした、強烈な描写による本気のホラーです…

映画『ザ・ハウスメAIド 』ミーガン・フォックス ザ・ハウスメAIド <服従>【レビュー】

性能の高いフィジカルAIが続々と誕生している昨今、本作のストーリーは一層現実性を帯びてみえます…

映画『BOSS/ボス』チョ・ウジン/チョン・ギョンホ/パク・ジファン BOSS/ボス【レビュー】

ボスの座を争う話は数あれど、本作はどうしたらボスにならずに済むかというストーリーで…

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森) 進行曲 マーチングボーイズ【レビュー】

台湾屈指の進学校でマーチングバンド部に所属する男子高校生を主人公とした本作は、実話に基づいています…

映画『55 FIFTY FIVE/番号で呼ばれた少年』リズワーン・シェイク 『55 FIFTY FIVE/番号で呼ばれた少年』特別試写会 10名様ご招待

映画『55 FIFTY FIVE/番号で呼ばれた少年』特別試写会 10名様ご招待

映画『うるわしの宵の月』道枝駿佑/安斉星来 うるわしの宵の月【レビュー】

なんとも初々しく、キュンキュンさせられて、観ているだけで20歳くらい若返りました(笑)…

映画『ナギダイアリー』石橋静河 石橋静河【ギャラリー/出演作一覧】

1994年7月8日生まれ。東京都出身。

映画『真実と反逆 〜ナチスと闘った若きレジスタンス〜』ユアン・ホロックス 『真実と反逆 〜ナチスと闘った若きレジスタンス〜』【レビュー】

本作は、ナチス政権に言論の力で対抗した少年ヘルムス・ヒューベナーの実話を基にしています…

映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』ノア・センティネオ/アンドリュー・小路 ストリートファイター/ザ・ムービー【レビュー】

原作のゲームに詳しくないとしても一度でもゲームをやったことがある方なら、本作を観れば懐かしさを感じられるでしょう…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』トム・クルーズ/ブラッド・ピット あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』

世界的な超トップスター、トム・クルーズとブラッド・ピットが共演した奇跡の作品『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のパッケージリリースを機に、当部恒例企画「勝手にキャスティング企画!」を実施。

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『クレイフェイス』トム・リス・ハリス
  2. 映画『ザ・ハウスメAIド 』ミーガン・フォックス
  3. 映画『BOSS/ボス』チョ・ウジン/チョン・ギョンホ/パク・ジファン
  4. 映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森)
  5. 映画『うるわしの宵の月』道枝駿佑/安斉星来

PRESENT

  1. 映画『55 FIFTY FIVE/番号で呼ばれた少年』リズワーン・シェイク
  2. 映画『ムクドリと人生とレモンパスタ』アルバ・ロルヴァケル/エリオ・ジェルマーノ
  3. 映画『君の話』北村匠海/出口夏希
PAGE TOP