REVIEW
本当は映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』を観る前に観ておきたかったのですが間に合わず、映画を観た後に本シリーズの1から3を観ることになりました。映画が先、ドラマが後でも全く問題なく楽しめます。
シーズン1では、マンダロリアンとグローグーの出会いが描かれており、マンダロリアンとは何ぞやという基礎知識を得られます。そして、“スター・ウォーズ”全体の流れの中では、帝国が滅びた後の時代が舞台となっていることがわかります。

“スター・ウォーズ”の世界観がベースにあるので、“スター・ウォーズ”ファンが楽しめるのはもちろんのこと、本シリーズは新しい流れとして出てくるので、“スター・ウォーズ”の他の作品を全く観ていなくても、問題なくついていけます。

ペドロ・パスカルが演じる主人公のマンダロリアンは、ずっとヘルメットを被っていて、最初は個人名も不明な謎の多いキャラクターです。せっかくペドロ・パスカルが演じているのにここまで徹底して顔を出さないのがユニークなポイントでありつつ、余計な詮索をすると、制作上の工夫ではないかと思うに至りました。つまり、さまざまな作品に引っ張りだこのペドロ・パスカルが主役を務められるのは、多くの撮影でスーツアクターが対応できるからなのではないでしょうか。他のキャラクターについても、俳優自身の容姿で登場するキャラクターは限定されており、クリーチャー系のキャラクターが多い点も、制作上の工夫ではないかと思います。ただし、あくまでこれは私の勝手な推測です。

グローグーのキャラクター設定も、ヨーダのような容姿、50歳なのに言葉を話さない幼子という点で巧妙です。ヨーダと同じような能力を持っていると予想をさせておきながら、いつ開花するかがわからない点で、グローグーの成長ぶりから目が離せません。ちなみに、シーズン1ではグローグーという名前はまだ不明な状態となっています。

とてもクールなマンダロリアンと、とても可愛いグローグーは、ギャップがあるからこそ、両方の魅力が引き立ちます。戦闘シーンは迫力満点、スリル満点でありながら、時折ホッコリする場面があり、緩急が見事です。

途中で加わるジーナ・カラーノが演じるキャラ・デューンも良い味を出しています。本物の格闘家だけあって、アクションシーンに説得力があり、その強さにみとれてしまいますよ。マンダロリアンと腕相撲をしているシーンも、クールな2人とのギャップがあって大好きです。このシーンは、重要な伏線にもなっていて、表現の秀逸さを感じます。
終盤のエピソードはエモーショナルで、全8話は一気に観終えてしまうでしょう。続くシーズン2も観ずにはいられない結末となっています。

『マンダロリアン シーズン1』
2019年12月26日よりディズニープラスにて配信中/ブルーレイ&DVD販売中
公式サイト ディズニープラスで観る
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TEXT by Myson
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