REVIEW

イン・ザ・ハイツ

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『イン・ザ・ハイツ』

歌良し、ダンス良し、ストーリー良し、キャスト良しの何拍子も揃った秀作。そんな本作は、トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化したもので、ニューヨークに実在する移民が多く住む街“”ワシントン・ハイツ”を舞台に、さまざまなルーツをもった若者達が夢に破れたり挫折を味わったり移民として生きることの困難を抱えながらも、前を向いて歩いていく姿を描いています。
リアルな社会問題を扱ったストーリーで、アメリカ社会の実態がわかるのはもちろん、そこで繰り広げられるストーリーはドラマチックで見応えがあります。でも重いテーマを扱いながら、歌やダンスはテンポ良く華やかで、鬱々としたムードを吹き飛ばすキラキラした映画になっている点でとても共感でき、希望ももらえます。そして、過去と現在を行き来する構成にもある仕掛けが隠されていて、ちょっとしたセリフが新たな「?」を浮かばせるきっかけになったり、メインキャラクターそれぞれの運命がどんな方向に進んでいくのか最後まで気になる展開を演出しています。歌でもダンスでもストーリーでも爽快にさせてくれる作品なので、老若男女どんな方にもオススメです。

デート向き映画判定
映画『イン・ザ・ハイツ』アンソニー・ラモス/メリッサ・バレラ

将来の夢と厳しい現実との狭間で悩むキャラクター達にとって恋愛も大事です。でも、いろいろな選択肢がある中で、恋にまっしぐらというわけにはいかないところがリアル。彼等が悩む姿を観ていると、若者の悩みは万国共通だなと感じられると思います。夢を取るか恋愛を取るかで悩んでいるカップルがいたら、ぜひ一緒に観てみてください。自分達を客観視できるし、希望ももらえるので、前向きな話合いができると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『イン・ザ・ハイツ』

教育を受けることの重要性や、進学した後にどんなことがあるのか、良いところに進学したからといってその後がずっと安泰ではないことなど、将来をイメージするきっかけとなるストーリーも含まれています。皆さんにとって少し先の未来にこんなことがあるかもしれないと思いながら観ると、自分はどんな道を進みたいのか、少しイメージできると思います。

映画『イン・ザ・ハイツ』アンソニー・ラモス/コーリー・ホーキンズ/レスリー・グレース/メリッサ・バレラ

『イン・ザ・ハイツ』
2021年7月30日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『4アウト ─もう一度、プレイボール─』相葉雅紀 4アウト ─もう一度、プレイボール─【レビュー】

平山讓の「4アウト -ある障害者野球チームの挑戦」を原作とする本作は、東京で初めて結成された身体障害者野球チーム“東京ブルーサンダース”創設にまつわる実話を基に映画化されました…

映画『星の教室』桜田ひより 星の教室【レビュー】

『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』『Wの悲劇』など数々の名作を生み出してきた角川春樹が総監督を務める作品です。原作は髙田郁の同名小説、監督は中川龍太郎が務めています…

映画『コットンテール』木村多江 木村多江【ギャラリー/出演作一覧】

1971年3月16日生まれ。東京都出身。

映画『ダビデ ~王になった少年~』 ダビデ ~王になった少年~【レビュー】

旧約聖書「サムエル記」に基づき作られた本作は、イスラエルの王となるダビデを主人公とした物語…

映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也/綾野剛 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『てんてん ずっと独身でいるつもり?』森香澄さんインタビュー 『てんてん ずっと独身でいるつもり?』森香澄さんインタビュー

今回は『てんてん ずっと独身でいるつもり?』で初主演を飾った森香澄さんにインタビューをさせていただきました。

映画『GROTESQQQUE-グロテスク-』「エリィアンズ」 GROTESQQQUE-グロテスク-【レビュー】

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で総作画監督を務めた錦織敦史が、監督、脚本、キャラクター原案を担当する本作は、「『好き』なものを『好きなだけ』詰め込んだ完全オリジナル・アニメーション映画」…

映画『男ともだち』原作者:千早茜先生インタビュー 『男ともだち』原作者:千早茜さんインタビュー

直木賞作家、千早茜のロングセラー小説を、主演に松岡茉優、共演に成田凌を迎えて映画化した『男ともだち』。今回は原作者の千早茜先生にインタビューをさせていただきました。

映画『ヴェリティ/真実』アン・ハサウェイ ヴェリティ/真実【レビュー】

本作の原作者でありプロデューサーも務めるコリーン・フーヴァーは、2023年にTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた人物…

映画『見上げてごらん』森田剛 見上げてごらん【レビュー】

夢を追いかける主人公が夢を叶えたり、夢に破れたりするストーリーはこれまで複数映画化されてきました。でも、本作は…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』トム・クルーズ/ブラッド・ピット あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』

世界的な超トップスター、トム・クルーズとブラッド・ピットが共演した奇跡の作品『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のパッケージリリースを機に、当部恒例企画「勝手にキャスティング企画!」を実施。

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『4アウト ─もう一度、プレイボール─』相葉雅紀
  2. 映画『星の教室』桜田ひより
  3. 映画『ダビデ ~王になった少年~』
  4. 映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也/綾野剛
  5. 映画『GROTESQQQUE-グロテスク-』「エリィアンズ」

PRESENT

  1. 映画『ムクドリと人生とレモンパスタ』アルバ・ロルヴァケル/エリオ・ジェルマーノ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP