REVIEW
『KCIA 南山の部長たち』『インサイダーズ/内部者たち』のウ・ミンホが監督と、『ソウルの春』の制作スタッフとタッグを組んだ本作は、日韓にまつわる歴史的事件を現代の視点から再解釈して描いています。

主人公のアン・ジュングン(ヒョンビン)率いる大韓義軍は祖国の独立を目指しています。1908年には、咸鏡北道(ハムギョンブクト)シナ山で日本軍と戦うことになり、劣勢ながらも勝利を収めます。しかし、アン・ジュングンは捕虜達を解放すると主張し、同士から反対されます。

本作では、韓国で英雄として称えられているアン・ジュングンの苦悩や優しさといった人間らしい部分に焦点が当てられています。歴史に詳しい方なら物語の展開は予測できるかもしれませんが、アン・ジュングン自身がどんな人物だったのか本作を通してより深く知ることができます。

また、アン・ジュングンを演じるヒョンビンのカッコ良いシーンも満載です。氷上で一人佇む姿や、列車でのアクション、馬車に乗るシーンなど注目ポイントがたくさんあるので、お気に入りのシーンを探してみてください。そして、日本人キャストとして参加したリリー・フランキーの活躍も見逃せません。伊藤博文という難役を堂々と演じている姿が印象に残ります。

キャストやスタッフをきっかけに観るのもありですし、日韓の歴史にまつわる事件がテーマとなっているという点ではどんな方でも観て欲しい作品です。
デート向き映画判定

恋愛要素はないのでムードを盛り上げる効果はありません。相手が映画好き、歴史好きの方なら一緒に観るのも良いと思います。特に歴史に詳しい相手なら、鑑賞後に解説してもらうと新しい発見があるかもしれません。
キッズ&ティーン向き映画判定

史実を映画化した作品なので、勉強の一環として観てはいかがでしょう。もしわからない用語などがあれば、鑑賞後にぜひ調べてみてください。また、ヒョンビンのカッコ良いアクションシーンや、繊細な表情も印象的なので、気に入ったら他のヒョンビン出演作を観るのもオススメです。

『ハルビン』
2025年7月4日より全国公開
KADOKAWA、KADOKAWA K プラス
公式サイト
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©2025 PARAMOUNT PICTURES.
TEXT by Shamy
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